三次元測定機において、温度管理はとても重要です。ここでは三次元測定機の温度管理の重要性と温度管理方法を紹介します。
三次元測定機の温度管理は、測定精度の維持において重要です。三次元測定機は、とても高い精度で測定を行っています。そのため、温度が変化して発生する熱膨張は、測定の精度に影響を与えてしまうでしょう。
さらに温度変化は測定精度だけでなく、測定結果の不安定さにもつながります。温度の変化によって電子回路やメカニカル部品の動きに影響があると、測定結果が安定しません。
三次元測定機の寿命をできるだけ延ばし、長く使用するためにも温度管理は欠かせません。温度変化が激しい状態が長く続くと、内部の部品の劣化が早まる可能性があるでしょう。また極端に高い温度・低い温度の状態だと、電子部品や機械部品にはストレスがかかることもわかっています。結果として、三次元測定機本体の寿命を縮めてしまうのです。
また、機械部品で使用される潤滑剤に関しても、温度変化が影響します。適した粘度を保てなくなると、潤滑剤が本来の性能を果たせず、部品の摩耗につながってしまうでしょう。
温度が一定に保たれていれば、測定環境も一定に保てます。異なる日時・異なる環境条件であっても、精度を保ちやすく測定結果にバラツキが生じにくいです。
三次元測定機の温度管理方法でまず行うべきなのは、温度調整機器の導入です。測定器が設置されている空間は、一定の温度で保てるように工夫しなくてはなりません。ここで気を付けなくてはいけないのが、空間内での温度差の発生です。同じ空間であっても、場所が少し変わると温度も変わります。どこに温度調整機器を導入するのかを検討し、空間内ができるだけ一定の温度で保てるようにしましょう。
温度センサーを設置して監視し、異常が発生した場合はすぐに対応できるようにしておきます。
三次元測定機は、使用する前に一定時間運転させ、温度が安定するまで使用を控えましょう。また、使用後の冷却装置が搭載されている三次元測定機もあります。冷却装置があると、熱が上がりすぎることなく機器の温度が一定に保てるでしょう。
温度センサーを設置している場合は、定期点検を行いながら問題があればすぐにメンテナンスを行いましょう。そのほかにも、部品の状態やシステムの動きを確認し、温度変化に反応しやすい部品には時間をかけてチェックすることが大切です。
三次元測定機の精度を維持し、より寿命を延ばすためには、温度管理をしっかりと行う必要があります。
三次元測定機の中には、耐環境性に優れ、温度管理や温度ならしの時間を必要としない機器もあります。温度ならしの時間をできるだけ短縮したい、測定待ちの時間が無駄に感じているという人は、耐環境性に優れた三次元測定機を検討しましょう。
三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。
引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)
引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)
引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)