三次元測定機で測定できる項目のひとつに、「円周振れ」「全振れ」などの振れ公差があります。回転する円筒形の部品について、正確性を検査できる項目です。
本記事では、三次元測定機による振れ公差(円周振れ・全振れ)について解説します。円周振れと全振れの違いや、三次元測定機での振れ公差の測定方法をご紹介しますので、測定したいと考えているならぜひ参考にしてください。
振れ公差(円周振れ・全振れ)とは、基準となる直線を回転軸として、測定したいものを回転させた際の振れの変動のことを指します。「回転した状態」を測定するものであるため、軸・ローラー・コロなど、回転状態にて使用される部品の精度チェックのために用いられるのが基本です。
振れ公差には、円周振れと全振れの2種類があります。
円周振れは、円筒に対して任意の位置にある1本の母線に対して、測定対象物を回転させた際の母線の変位を規制するために用いられる方法です。主に「円筒のうち任意の表面が変位しない」ことを求めるために用いられます。
対して全振れは「円筒の全体に対して変位しない」ことを求めます。一部ではなく、円筒の表面全体に対する評価です。回転表面を囲む2つの円筒もしくは2つの平面が交差域です。しかしテーパー型やくびれ型のような形状では使えません。
振れ公差(円周振れ・全振れ)の測定は、三次元測定機か形状測定器によって実施されます。三次元測定機で円周振れを測定する場合は、以下のように行ってください。
続いて全振れの測定方法について解説します。
三次元測定機で測定するなら、円周振れ・全振れとも振れ公差を測定する方法はほとんど変わりません。指示において幾何公差の記号が変わることが唯一の違いです。
基本的に三次元測定機による測定は、振れ公差(円周振れ・全振れ)以外でもスタイラスを測定対象物に当てるだけで完了します。他の測定器で固定できなくても、測定対象物のさまざまな部分を手軽に測定できることがメリットです。
またスタイラスを当てたときの圧力により誤差が生じることもほとんどなく、高い精度で測定できます。
三次元測定機では、円周振れと全振れの2種類の振れ公差を測定できます。円筒状のものの正確さを測定したい場合は、三次元測定機を用いると簡単に精度の高い測定が行えるでしょう。
測定方法は指示をしたら測定ポイントにスタイラスを当てるだけと簡単です。他の測定器を用いるよりも、効率的に測定が行えます。
三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。
引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)
引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)
引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)