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ミツトヨ

ここでは、ミツトヨの三次元測定機について、機器の種類や特徴、どんな現場におすすめなのかをまとめました。ぜひ三次元測定機選びの参考にして下さい。

ミツトヨの
主な三次元測定機

ここでは、ミツトヨが製造している主なオフライン対応の三次元測定機を紹介します。

CRYSTA-Apexシリーズ

ミツトヨの三次元測定機CRYSTA-Apexシリーズ
引用元HP:ミツトヨ
https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-583/

精度、スピード、多様性を追求し進化を遂げた、新世代のCNC 三次元測定機です。温度補正機能を搭載することによって、従来の機器とは異なり、16~26℃の温度範囲下での精度保証を実現。インペラやブレードなど、さまざまな形状のワーク測定にも対応しています。

CRYSTA-Apexシリーズを
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MiSTAR 555/575シリーズ

ミツトヨの三次元測定機MiSTAR 555
引用元HP:ミツトヨ
https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/357-305/

耐環境性に優れたショップフロア型測定機。10〜40℃の環境温度下でも0.0001mmの精度を保証し、油分・粉塵に強いアブソリュートスケールを採用。MiSTAR 555(X570×Y500×Z500mm)とMiSTAR 575(X570×Y700×Z500mm)の2サイズ展開です。

MiSTAR 555を詳しく見る

STRATO-Apex

ミツトヨの三次元測定機STRATO-Apex
引用元HP:ミツトヨ
https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/high-accuracy/355-716/

高速・高精度を実現するために、構造やガイド機構を見直し高剛性化。また、位置・速度・電流の全ての制御ループをデジタル信号で処理するデジタルサーボ方式を採用。本体の剛性向上と新開発の補正技術を搭載し、高速で高精度なスキャニング測定を実現しています。

STRATO-Activeシリーズ

ミツトヨの三次元測定機 STRATO-Activeシリーズ
引用元HP:ミツトヨ
https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/high-accuracy/355-731/

高速・高精度を両立した中型高精度CNC三次元測定機。最小表示量0.00005mmの高分解能ガラススケールを採用し、E0,MPE=(1.2+3L/1000)μmの高精度を実現。温度補正・デジタルサーボ制御による高速スキャニング測定と剛性強化フレームでスループットを向上。

【種類別】三次元測定機
リストを見る

オンライン対応・非接触式三次元測定機

ここでは、インライン対応型や光学式・非接触式の最新モデルを紹介します。

MACH-V 9106

ミツトヨのインライン対応CNC三次元測定機 MACH-V 9106
引用元HP:ミツトヨ
https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/in-line/360-228/

生産ラインへの組込みに最適化されたインライン対応CNC三次元測定機。X900×Y1000×Z600mm測定範囲で、最大500mm/sの高速移動と8,770mm/s²の高加速度を実現。省スペース設計と防塵ラック付き制御装置で工場環境でも安定稼働。

Quick Vision Apex PROシリーズ

ミツトヨのCNC画像測定機 Quick Vision Apex PROシリーズ
引用元HP:ミツトヨ
https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/vision-measuring-systems/standard/363-601-10/

非接触CCDカメラ+光学系による高速・高精度な非接触測定に加え、タッチプローブ搭載可能なハイブリッドタイプ。ストロボスナップ機能で画像測定を連続実行し、ステージ停止なしで35〜45%の測定時間短縮を実現。測定範囲は302〜606モデル。

ミツトヨは
どんなメーカー?

世界的シェアを誇る大手総合測定機器メーカー

1934年創業、神奈川県川崎市高津区に本社を置く世界有数の大手総合測定機器メーカーです。マイクロメータ、ノギスなどの測定工具から座標計測機器、形状測定機器、画像及び光学測定機器などのシステム機器を5,500種類以上※取り扱い、国内のみならず世界でシェアを広げています。

創業以来「品質第一」にこだわり、部品の開発、製造から組み立て、完成まで自社一貫対応。現在では世界60ヶ国※で販売を展開し、精密測定で社会に貢献しています。

充実した体制で
トレーサビリティを確立

ミツトヨの測定の基盤となるのが、国家標準と同等レベルの精度を持つ「光周波数コム装置」です。地球から月までの距離(約38万km)と同じくらいの長さを測ったとしても、髪の毛の太さ程度の誤差しか生まない超高精度で測定することが可能です。

さらに、日本国内はもとより世界各国の現地法人に専任のスタッフを配置した校正機関を持っており、お客様が測定機器を安心して使用できるよう、トレーサビリティの確立と維持のため充実した体制を整えています。

計測データの取得・分析

計測システムから取得されるのは、対象物の一部の情報です。また、精密な計測システムから取得したデータであっても、ノイズの影響を少なからず受けています。このような計測データについては、さまざまな技術を駆使したデータを分析し、本当に価値のある情報を提供します。

光学技術による設計と解析

高度な光学シミュレーションによる設計と解析を行い、「見え」を予測します。設計と解析は、設計品質に優れたレンズ加工を実現。性能の向上を追い続け、レンズ研磨・蒸着・接着・組立と内製にこだわっています。工学設計から開発された製品には、権威協や非接触製品などがあります。

自動検査ラインで精度の高い検査を実施

手検査を再現したメカニズムを開発し、安定した検査を行える自動検査ラインを実現しました。機械化することで精度が向上します。検査の結果は、すべてサーバーに保管され、検査票が自動発行されます。全数シリアルナンバー管理することで、生産履歴や追跡管理もできます。

カスタムIC開発を構築

ミツトヨの研究開発では、ジスア技術としてカスタムIC開発を構築しています。先端技術を駆使してカスタムICを実現することで、信頼性の高い計測機器を開発します。カスタムIC開発委の構築は、グローバルなエンジニアによって行われています。

制振制御と精度補正技術の活用

精密測定の高速・高精度を支えるため、自社で開発した制振制御や精度補正技術を活用しています。空間精度補正や温度補正技術は、精度保証には欠かせない技術です。三次元測定機にはデジタルサーボ方式が採用されており、制振制御アルゴリズムの搭載を容易にしています。

センシング技術の開発

工程ごとの測定データ取得や全数検査が求められる現場では、高精度非接触センサを活用し、設計値照合や不具合の選出が可能になっています。耐環境性や耐久性に優れた製品の開発と、センシング技術の開発にも取り組んでいます。IoT化を進めす生産現場においては、特に求められている技術です。

サステナビリティ・CSRへの取り組み

ミツトヨはSDGsに基づき重点領域を設定し、2030年までに自社のCO₂排出量(Scope1,2)を2018年比で50%削減するなど、カーボンニュートラル実現に向けた環境経営を推進しています。全社統一のISO14001認証取得やTCFD提言への賛同、人権方針の策定など、持続可能な社会づくりに貢献する体制を整えています。

スマートファクトリーソリューション

“計測IoTが会社を変える”をテーマに、MCOSMOSやMeasurLinkを中心としたスマートファクトリー向けソリューションを提供。設計・製造・経営・グローバルの4つの視点で計測データを可視化・分析し、工程改善や「止まらない工場」の実現を支援します。

技術講習・研修体制

1975年開設の「ミツトヨ計測学院」をはじめ、三次元測定機・画像測定機の操作を学ぶシステム講座や全国主要都市での出張セミナーなど、実践的なカリキュラムと豊富な教材で初心者から上級者まで計測技術の習得をサポートしています。

ミツトヨは
どんな現場におすすめ?

5,500種類(※)もの精密測定機器を揃える総合メーカーとして、世界的な実績を誇るミツトヨ。長さはもちろん、形や複雑な立体、微細や状態など、創業時から一貫して 「測ること」と向き合い続けています。

三次元測定機でも、対象物の位置や形状を正確に捉える機器を多数扱っている上、IoT活用やライン組込などによる業務の生産性向上や自動化もサポートしてくれるので、「実績ある企業に相談したい」「ライン全体の構築も相談してみたい」という現場の方におすすすめです

こちらのページでは、現場の課題別におすすめの三次元測定機を紹介していますので、ぜひチェックしてみて下さい。

現場の課題・要望別!
三次元測定機の
おすすめ3選を
チェックする

ミツトヨの会社情報

社名株式会社 ミツトヨ
本社所在地神奈川県川崎市高津区坂戸1-20-1
電話番号044-813-8201
公式HPのURLhttps://www.mitutoyo.co.jp/
THREE SELECTIONS
違いで比較現場の要望別:
三次元測定機の
おすすめ3選

三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。

※「三次元測定機」とGoogle検索し、上位表示されるメーカーを15社選出しました。(2022年5月調査時点)
使いやすさ・汎用性
を求めるなら…
XM
(キーエンス)
XM(キーエンス)

引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)

XMの
ココが違う!
  • ノギス感覚で使える独自のハンディ型
  •      
  • 測定室以外(現場やオフィス)でも使える
  • 最大2mという幅広い測定範囲
測定精度・安定性
を求めるなら…
ZEISS XENOS
(東京精密)
ZEISS XENOS(東京精密)

引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)

ZEISS XENOSの
ココが違う!
  • 最大許容長さ測定誤差は0.3+L/1000㎛
  • 繰り返し精度は+-0.2㎛
  • 分解能(最小表示単位)は0.001㎛
実績・実例の豊富さ
を求めるなら…
CRYSTA-Apex
(ミツトヨ)
CRYSTA-Apex(ミツトヨ)

引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)

CRYSTA-Apexの
ココが違う!
  • 自動車、航空、製造と幅広い納入実績
  • 1934年創業のノウハウが結集
  •      
  • スマートファクトリーにも対応
【選出理由】
・ZEISS XENOSは最大許容長さ測定誤差、繰り返し精度、分解能がいずれも調査した中で最高数値だったため
・XMは測定室以外でも使用できるハンディ式の中で、調査した中で最も高精度で広範囲の測定範囲だったため
・CRYSTA-Apexは社名ありの導入実例(計12件)が調査した中で最も豊富だったため