ここでは、ミツトヨの三次元測定機について、機器の種類や特徴、どんな現場におすすめなのかをまとめました。ぜひ三次元測定機選びの参考にして下さい。
ここでは、ミツトヨが製造している主なオフライン対応の三次元測定機を紹介します。

精度、スピード、多様性を追求し進化を遂げた、新世代のCNC 三次元測定機です。温度補正機能を搭載することによって、従来の機器とは異なり、16~26℃の温度範囲下での精度保証を実現。インペラやブレードなど、さまざまな形状のワーク測定にも対応しています。

耐環境性に優れたショップフロア型測定機。10〜40℃の環境温度下でも0.0001mmの精度を保証し、油分・粉塵に強いアブソリュートスケールを採用。MiSTAR 555(X570×Y500×Z500mm)とMiSTAR 575(X570×Y700×Z500mm)の2サイズ展開です。

高速・高精度を実現するために、構造やガイド機構を見直し高剛性化。また、位置・速度・電流の全ての制御ループをデジタル信号で処理するデジタルサーボ方式を採用。本体の剛性向上と新開発の補正技術を搭載し、高速で高精度なスキャニング測定を実現しています。
高速・高精度を両立した中型高精度CNC三次元測定機。最小表示量0.00005mmの高分解能ガラススケールを採用し、E0,MPE=(1.2+3L/1000)μmの高精度を実現。温度補正・デジタルサーボ制御による高速スキャニング測定と剛性強化フレームでスループットを向上。

世界最高クラスの精度を誇る、超高精度CNC三次元測定機です。誤差要因を徹底的に分析・排除し、高剛性・高減衰性を実現する密閉化構造や、FEM構造解析シミュレーションによる応力分析を採用。さらに、熱膨張係数≒0の超高精度結晶化ガラススケールと高分解能リニアエンコーダを組み合わせた測長ユニットにより、極めて高い位置検出能力を実現しています。
最小表示量は0.00001mmで、LEGEX574・LEGEX774・LEGEX776・LEGEX9106の4機種をラインアップ。測定範囲はX軸500~900mm、Y軸700~1000mm、Z軸450~600mmまで対応しており、温度補正機能によって幅広い温度環境下での精度保証も可能です。

世界最大級の測定範囲を持つ、自動車の車体も測定可能な横形CNC三次元測定機です。自動車ボディや航空機部品など、曲面形状をもつ大型ワークを高速で品質評価できるだけでなく、通常の幾何学的要素の評価にも対応。大型船舶用部品、重機部品、大型FPD部品などの測定にも活用できます。用途に応じて、シングルアームとデュアルアームの2タイプを用意しています。

大型・重量物の高精度測定に適した、ガントリー型高精度CNC三次元測定機です。ミツトヨ独自設計による新構造を採用し、高精度化と基礎変形の影響を受けにくい測定を実現。リアルタイムでワーク温度を補正できるため、温度変化による誤差を抑え、温度慣らしをしなくてもすぐに測定を開始できます。また、新ABSスケールの採用により、電源投入時のホームポジション移動やプローブ姿勢変更が不要で、測定工数の削減にも貢献します。
ここでは、インライン対応型や光学式・非接触式の最新モデルを紹介します。
生産ラインへの組込みに最適化されたインライン対応CNC三次元測定機。X900×Y1000×Z600mm測定範囲で、最大500mm/sの高速移動と8,770mm/s²の高加速度を実現。省スペース設計と防塵ラック付き制御装置で工場環境でも安定稼働。
非接触CCDカメラ+光学系による高速・高精度な非接触測定に加え、タッチプローブ搭載可能なハイブリッドタイプ。ストロボスナップ機能で画像測定を連続実行し、ステージ停止なしで35〜45%の測定時間短縮を実現。測定範囲は302〜606モデル。

省スペース化と高スループット測定を両立した、インライン対応のCNC三次元測定機です。測定範囲はX軸120mm、Y軸120mm、Z軸80mmで、最小表示量は0.02µm。高加速度・高速移動に対応しており、生産ラインへの組み込みを想定した小型三次元測定機として、効率的な測定工程の構築に貢献します。
1934年創業、神奈川県川崎市高津区に本社を置く世界有数の大手総合測定機器メーカーです。マイクロメータ、ノギスなどの測定工具から座標計測機器、形状測定機器、画像及び光学測定機器などのシステム機器を5,500種類以上※取り扱い、国内のみならず世界でシェアを広げています。
創業以来「品質第一」にこだわり、部品の開発、製造から組み立て、完成まで自社一貫対応。現在では世界60ヶ国※で販売を展開し、精密測定で社会に貢献しています。
ミツトヨの測定の基盤となるのが、国家標準と同等レベルの精度を持つ「光周波数コム装置」です。地球から月までの距離(約38万km)と同じくらいの長さを測ったとしても、髪の毛の太さ程度の誤差しか生まない超高精度で測定することが可能です。
さらに、日本国内はもとより世界各国の現地法人に専任のスタッフを配置した校正機関を持っており、お客様が測定機器を安心して使用できるよう、トレーサビリティの確立と維持のため充実した体制を整えています。
計測システムから取得されるのは、対象物の一部の情報です。また、精密な計測システムから取得したデータであっても、ノイズの影響を少なからず受けています。このような計測データについては、さまざまな技術を駆使したデータを分析し、本当に価値のある情報を提供します。
高度な光学シミュレーションによる設計と解析を行い、「見え」を予測します。設計と解析は、設計品質に優れたレンズ加工を実現。性能の向上を追い続け、レンズ研磨・蒸着・接着・組立と内製にこだわっています。工学設計から開発された製品には、権威協や非接触製品などがあります。
手検査を再現したメカニズムを開発し、安定した検査を行える自動検査ラインを実現しました。機械化することで精度が向上します。検査の結果は、すべてサーバーに保管され、検査票が自動発行されます。全数シリアルナンバー管理することで、生産履歴や追跡管理もできます。
ミツトヨの研究開発では、ジスア技術としてカスタムIC開発を構築しています。先端技術を駆使してカスタムICを実現することで、信頼性の高い計測機器を開発します。カスタムIC開発委の構築は、グローバルなエンジニアによって行われています。
精密測定の高速・高精度を支えるため、自社で開発した制振制御や精度補正技術を活用しています。空間精度補正や温度補正技術は、精度保証には欠かせない技術です。三次元測定機にはデジタルサーボ方式が採用されており、制振制御アルゴリズムの搭載を容易にしています。
工程ごとの測定データ取得や全数検査が求められる現場では、高精度非接触センサを活用し、設計値照合や不具合の選出が可能になっています。耐環境性や耐久性に優れた製品の開発と、センシング技術の開発にも取り組んでいます。IoT化を進めす生産現場においては、特に求められている技術です。
ミツトヨはSDGsに基づき重点領域を設定し、2030年までに自社のCO₂排出量(Scope1,2)を2018年比で50%削減するなど、カーボンニュートラル実現に向けた環境経営を推進しています。全社統一のISO14001認証取得やTCFD提言への賛同、人権方針の策定など、持続可能な社会づくりに貢献する体制を整えています。
“計測IoTが会社を変える”をテーマに、MCOSMOSやMeasurLinkを中心としたスマートファクトリー向けソリューションを提供。設計・製造・経営・グローバルの4つの視点で計測データを可視化・分析し、工程改善や「止まらない工場」の実現を支援します。
1975年開設の「ミツトヨ計測学院」をはじめ、三次元測定機・画像測定機の操作を学ぶシステム講座や全国主要都市での出張セミナーなど、実践的なカリキュラムと豊富な教材で初心者から上級者まで計測技術の習得をサポートしています。
5,500種類(※)もの精密測定機器を揃える総合メーカーとして、世界的な実績を誇るミツトヨ。長さはもちろん、形や複雑な立体、微細や状態など、創業時から一貫して 「測ること」と向き合い続けています。
三次元測定機でも、対象物の位置や形状を正確に捉える機器を多数扱っている上、IoT活用やライン組込などによる業務の生産性向上や自動化もサポートしてくれるので、「実績ある企業に相談したい」「ライン全体の構築も相談してみたい」という現場の方におすすすめです。
こちらのページでは、現場の課題別におすすめの三次元測定機を紹介していますので、ぜひチェックしてみて下さい。
現場の課題・要望別!
三次元測定機の
おすすめ3選を
チェックする
スター精密株式会社では、医療分野への展開強化に向け、チタン合金などの難削材や複雑形状部品を高精度に評価できる測定体制が求められていました。そこでミツトヨの超高精度三次元測定機「LEGEXシリーズ 匠モデル」を導入し、これまで見えなかった加工・測定上の課題を可視化。測定結果をもとにお客様の加工工程見直しや品質改善まで支援できる体制を構築しました。さらにタイ拠点にも同機種を導入し、グローバルで測定技術の向上を進めています。
ブラザー工業株式会社では、工作機械の新規立ち上げ時に全構成部品・部材の全寸法測定が必要となり、量産中機種の部品検査と並行するなかで、検査工程の効率化や品質の均一化が課題となっていました。三次元測定機用自動測定プログラム作成ソフトウェア「MiCAT Planner」導入により、パートプログラム作成に数日を要していたワークを約1日に短縮し、検査全体で20%の工数削減を実現。さらにパートプログラム作成の脱属人化と測定品質のばらつき解消にもつながり、オフラインティーチング化によるリードタイム短縮にも貢献しています。
株式会社YMDでは、短納期・高品質で製品を提供するため、協力会社から納品された製品も含めて原則全数受入検査を実施していました。さらなる販路拡大に向け、必要な時に必要な測定機を使える体制が整っていないことが課題となっていましたが、ショップフロア型CNC三次元測定機「MiSTAR 555」をはじめとするミツトヨ製測定機の導入により、測定できる対象を拡大し、「測れないものをなくす」体制づくりを推進。さらに新入社員への検査実習も行い、設備面・人員面の両面から盤石な検査体制を構築しています。
三協立山株式会社 三協マテリアル社では、三次元測定機のパートプログラム作成者の減少や作成時間の長さ、測定機の安定稼働に課題を抱えていました。ミツトヨのCNC三次元測定機「CRYSTA-Apex V9106」に加え、自動測定プログラム生成ソフトウェア「MiCAT Planner」とモニタリングサービスを導入したことで、3D CADデータからのプログラム自動生成により作業効率が大幅に向上。さらに若手社員2名が新たにプログラム作成に対応できる体制となり、属人化の解消にも貢献しました。測定機の精度異常や故障の未然防止にもつながり、納期対応力を支える安定した検査体制を実現しています。
株式会社公精プラントでは、受注拡大と人手不足に対応するため、加工後の全数測定を含む自動生産ラインの構築が課題となっていました。そこでミツトヨのショップフロア型CNC三次元測定機「MiSTAR 555」を導入し、生産ラインに組み込むことで、部材投入・加工・測定・完成品ストックまでを自動化。現在は第二工場で3つの自動生産ラインが稼働し、従来比1/6の作業工数で生産できる体制を実現。安定した品質での生産性向上と、大幅な省人化に貢献しています。
株式会社ヒロコージェットテクノロジーでは、燃費向上要請を背景に大型ジェットエンジン部品へ求められる精度が年々厳格化し、汎用測定機では対応が難しいケースも増えていました。そこでミツトヨのCNC三次元測定機「FALCIO-Apex 162012」や「CRYSTA-Apex EX123010R」などを複数台導入。工程内検査を含む全数検査や開発・試作時の測定に活用し、極めて厳しい精度要求に対応できる高精度な品質管理体制を構築しました。さらに測定技術の向上と製造部門との連携により、航空宇宙分野で求められる世界水準のものづくりを支えています。
株式会社大日本科研では、従来のタッチプローブ測定において、測定圧によるワークの変形が測定誤差の要因となっていました。そこで、スキャニングプローブを搭載したミツトヨの高精度CNC三次元測定機「STRATO-Apex 9106」を導入。微小なセンシングで測定値を取得できるようになり、測定圧によるワーク変形を抑制し、測定誤差の解消に貢献しています。これにより、正確な測定結果をもとに理路整然と説明できる品質保証体制を強化し、より付加価値の高い製品開発と持続的な成長につなげています。
東レ・カーボンマジック株式会社では、設計自由度が高く複雑形状になりやすいカーボンコンポジット製品において、3軸制御のプローブでは形状測定が難しいという課題を抱えていました。そこで、5軸制御のスキャニングヘッドに対応したミツトヨのCNC三次元測定機「CRYSTA Apex S 9108」を追加導入。既存の「CRYSTA Apex S 122010」とあわせた2台体制により、複雑な形状測定に対応しながら、より多くの製品の品質管理が可能になりました。さらに、医療機器部品など高精度が求められる製品の測定にも対応し、事業拡大にともなう検査体制の強化にも貢献しています。
| 社名 | 株式会社 ミツトヨ |
|---|---|
| 本社所在地 | 神奈川県川崎市高津区坂戸1-20-1 |
| 電話番号 | 044-813-8201 |
| 公式HPのURL | https://www.mitutoyo.co.jp/ |
三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。
引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)
引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)
引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)