カーブを描いた製品を製造するにあたり、欠かせないのが曲げR(まげあーる)と呼ばれる曲げ加工です。曲げRの基本や三次元測定機による曲げR測定について解説します。
曲げRとは、板金を曲げる加工によって発生する曲げ部分の内側の丸み(内側半径)のことです。また、円弧を描くような丸みを帯びる板金加工を「R曲げ」と呼びます。
高精度で板金加工するためには、曲げRの精度を高めることが欠かせません。曲げRが大きくなるほど割れが発生しやすくなるなど、加工の難易度が上がります。
また、曲げRが目的の数字と異なると、製品の仕上がりサイズが変わってしまうため、高精度での加工が必要です。適切な曲げRは、材料の種類や厚さのほか、加工方法によっても異なります。
三次元測定機を使用した曲げR測定には、いくつか課題があります。ここでは、代表的な課題とその解決法を解説します。
三次元測定機を使用する場合、測定に時間がかかってしまうことがあります。
三次元測定機の中でも特に一般的なのが門型の接触式と呼ばれるものです。このタイプではプローブの先端についている球状の接触子を対象物にあてて測定します。
ですが、広範囲・高精度での測定が必要になる場合、多点を測定しなければなりません。これが測定に時間がかかってしまう大きな理由です。
問題を解決するには、接触することなく非接触で測定ができる測定機を導入する必要があります。非接触であればその分測定にかかる時間が短くなり、大幅な時間短縮が可能です。
また、複雑な構造でも接触子を当てる必要がないため、対応しやすくなります。
三次元測定機を使用して曲げR測定する際は、正確に作業するための技術と経験が必要です。企業によっては対応できる人材がいなかったり、限られてしまったりすることもあるでしょう。
この問題を解決するためにも、やはり性能面において優れている測定機を導入することが求められます。
例えば、曲げR測定の知識に乏しくても簡単に測定できる三次元測定機を導入すれば、担当者が限定されません。
特に専門的な知識を必要とするものとして、複雑な曲げパイプのようなものの曲げR測定が挙げられます。三次元測定機の中には置き方を調整したり、何度も測定したりしなければならないものもありますが、一度でスキャンできる測定機を導入すれば大幅に作業効率が向上するでしょう。
三次元測定機で曲げRを測定しようと考えているのであれば、曲げR測定に適した機器を選択することが重要だといえます。
曲げR測定はできるものの、自社で求めていた精度ではなかったとなると大変です。どの程度の精度を求めているのかも明確にした上で導入する三次元測定機を検討していきましょう。
三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。
引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)
引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)
引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)