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キーエンス

キーエンスが製造している三次元測定機の種類や特徴、どんなメーカーなのかを調査しました。現場が抱える課題や目的にあった、三次元測定機メーカーをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

キーエンスの
主な三次元測定機

ここでは、キーエンスが公式ホームページで紹介している主な三次元測定機の概要を紹介します。

XMシリーズ

キーエンスの三次元測定機XMシリーズ
引用元HP:キーエンス
https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp

「誰でも・どこでも・簡単に」を目指して開発された、ハンディ型の三次元測定機です。複雑な設定やプログラミングは不要。手持ち式のプローブを対象箇所に当てるだけで、繰り返し精度±3μmの高精度な測定が測定できます。測定可能範囲が最大2mと、非常に広いのも特徴。さらに、耐環境性にも優れているため、測定室を必要とせず、温度10℃~35℃、湿度10%~80%の環境なら正確な測定が可能。

ヘッド部をステージから取り外し、専用ポールや三脚上に設定ができるので、ワークを動かさずに床に置いたままの測定や、加工機にワークをチャックしたままの機上測定などの用途にも使用できます。

キーエンス XMシリーズ
(ハンディ型)について
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WMシリーズ

キーエンスの三次元測定機WMシリーズ
引用元HP:キーエンス
https://www.keyence.co.jp/products/3d-measure/cmm/

278.6mm×284.2mm×326.6mmというコンパクトサイズながら、幅25m、距離12.5m、左右±120°、上下±30°という広範囲での測定が可能なレーザートラッカー型三次元測定機です。専用のケースで手軽に持ち運びができるため、重い対象物を移動することなく現場でそのまま測定が行えます。設置から測定開始までにかかる時間はわずか2分ほどで、対象物にプローブを当て、ボタンを押すだけの3ステップで完結。手元のモニタを見ながら一人でも簡単に操作可能です。

さらに、レーザスキャンプローブを使用すれば、非接触でのスキャン測定にも対応します。大型の製品でも現場に置いたままスキャンして全体形状を把握し、寸法の測定やCADデータとの比較をスムーズに行えます。黒色や光沢のある対象物に対しても、スプレーやマーカーといった前処理なしで正確なスキャンが可能。従来の接触型測定に加え、ハンディ型3Dスキャナーとしての活用も期待されています。

キーエンス WMシリーズ
(ハンディ型)について
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VL-800シリーズ

キーエンスの三次元測定機VL-800シリーズ
引用元HP:キーエンス
https://www.keyence.co.jp/products/3d-measure/3d-scanner/vl-800/pr/186631001.jsp

VL-800シリーズは、AIを活用した解析機能を備え、これまでにない高速かつ直感的な測定を可能にする次世代モデルです。煩雑な準備を必要とせず、一度測定した形状はAIが記憶し次回からは全自動で測定を実施。「AIサジェスト機能」により、不具合の解析時にどのような測定手順を踏むべきかもAIが提案してくれます。

多彩な測定モードを搭載し、3D-CADとの比較をはじめ、非破壊での断面測定や幾何公差測定にも対応。通常なら切断しなければ測定できない箇所でもスキャンするだけで詳細な寸法を取得可能です。現物しかない部品の3D化(リバースエンジニアリング)にも対応しており、そのまま3D-CADデータを生成することができます。

この新モデルの導入により、従来の測定工程にかかるリードタイムを大幅に短縮し、誰でも素早く正確な解析が行えます。“3D-AI”を搭載したVL-800シリーズなら、瞬時に差分を可視化して不良箇所を特定し、不具合解析と検査を効率化。検査工程だけでなく開発リードタイムの短縮や設計効率アップなど、あらゆる場面で生産性を向上させる革新的なモデルです。

【種類別】三次元測定機
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キーエンスは
どんなメーカー?

46ヵ国250拠点を持つ
大手メーカー

大阪府に本社を持つキーエンスは1974年に設立。FA(ファクトリー・オートメーション)用センサを中心に、測定器や画像処理機器の企画から生産までを行う日本でも有数の大手メーカーです。46カ国に250の拠点を持ち(※)、グローバルに事業を展開。自動車や半導体、電子・電気機器、通信、機械、科学、薬品、食品など、さまざまな業界の「ものづくり」を下支えしています。

新商品の約7割が世界初・
業界初

キーエンスの強みは、徹底した課題解決の意識。ただ製品を販売するだけでなく、現場レベルでの対話を重視し、本当の課題と向き合い、本質的な解決に導くソリューションを提供し続けてきました。 「付加価値の創造」を理念に掲げ、新商品の約7割が世界初・業界初の製品(※)。チャレンジを恐れない姿勢で、数々の革新的な製品を生み出し、日本国内はもとより世界各国からも高く評価されています。

キーエンスは
どんな現場におすすめ?

ノギス感覚で使えるXMシリーズや大型のワークも手軽に測定できるWMシリーズをはじめ、操作性・汎用性に優れた三次元測定機を提供しているキーエンス。測定室を必要とせず、専門知識も不要のため、まさに「いつでも・どこでも」簡単に」を実現しているメーカーと言えます。

こうした特徴を見る限り、「測定室で順番待ちが起きている」「測定機を使える人材が少ない」といった課題を抱えている現場であれば、適切な解決策を提示してくれるでしょう

下記のページでは、現場の課題別におすすめの三次元測定機を紹介していますので、ぜひチェックしてみて下さい。

現場の課題・要望別!
三次元測定機の
おすすめ3選を
チェックする

キーエンスの会社情報

社名株式会社キーエンス
本社所在地大阪府大阪市東淀川区東中島1-3-14
電話番号06-6379-1111(本社)
公式HPのURLhttps://www.keyence.co.jp/
THREE SELECTIONS
違いで比較現場の要望別:
三次元測定機の
おすすめ3選

三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。

※「三次元測定機」とGoogle検索し、上位表示されるメーカーを15社選出しました。(2022年5月調査時点)
使いやすさ・汎用性
を求めるなら…
XM
(キーエンス)
XM(キーエンス)

引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)

XMの
ココが違う!
  • ノギス感覚で使える独自のハンディ型
  •      
  • 測定室以外(現場やオフィス)でも使える
  • 最大2mという幅広い測定範囲
測定精度・安定性
を求めるなら…
ZEISS XENOS
(東京精密)
ZEISS XENOS(東京精密)

引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)

ZEISS XENOSの
ココが違う!
  • 最大許容長さ測定誤差は0.3+L/1000㎛
  • 繰り返し精度は+-0.2㎛
  • 分解能(最小表示単位)は0.001㎛
実績・実例の豊富さ
を求めるなら…
CRYSTA-Apex
(ミツトヨ)
CRYSTA-Apex(ミツトヨ)

引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)

CRYSTA-Apexの
ココが違う!
  • 自動車、航空、製造と幅広い納入実績
  • 1934年創業のノウハウが結集
  •      
  • スマートファクトリーにも対応
【選出理由】
・ZEISS XENOSは最大許容長さ測定誤差、繰り返し精度、分解能がいずれも調査した中で最高数値だったため
・XMは測定室以外でも使用できるハンディ式の中で、調査した中で最も高精度で広範囲の測定範囲だったため
・CRYSTA-Apexは社名ありの導入実例(計12件)が調査した中で最も豊富だったため