三次元測定機では、テーパーの測定が可能です。テーパーは物の角度を表現する言葉で、勾配と似たような意味で使われています。しかし実際には両者は違う意味を持つ言葉なので、まずは正しく理解しましょう。ここではテーパーの意味と特徴、勾配の意味と特徴などを紹介します。
テーパーは、円錐状になった部品のことです。部品の径が先端に向かって先細りになっている形状で、側面の角度を足したものを「テーパー」と呼びます。テーパーには種類がいくつかあり、目的に応じて使い分けられるのが一般的です。テーパーによって構造物の強度がアップしたり、嵌合を容易にしたりできます。
テーパー加工は、旋盤加工で行われることが多いです。回転するワークに切削工具を当て、斜めに旋削することで完成します。テーパー状への設計を「テーパーをつける」といいますが、テーパーの角度が大きい場合「テーパーが大きい」といい、小さいと「テーパーがゆるい」と表現されます。
テーパーと似た言葉として使われる「勾配」は、片方だけの傾斜の角度を指します。基準線に対しての傾きの度合いが「勾配」と考えられており、一方が水平で片方だけ傾斜がついているケースが多いものの、物の両側に傾斜がついていても片方だけの角度を「勾配」と呼ぶケースもあるので注意してください。
坂道などで「勾配がきつい」などと表現することがあり、聞いたことがある人も多いでしょう。混同して使われることが多いですが、形状は大きく異なるため注意してください。
三次元測定機でも、テーパーの測定は可能です。精度の高いセンサーが複数個ついており、センサーで位置を割り出して測定しています。基本的には推奨範囲内に限りますが、大きいものでも測定は可能です。ただし精度が落ちるため、テーパーの測定をしたい場合は推奨範囲内に収まるものにしましょう。
また、三次元測定機で測定可能というのは、あくまで一般的な話です。三次元測定機の精度の良し悪しによっても、テーパーの測定が可能かどうか、そして可能であっても精度が高いかどうかは別問題となるため、使用する三次元測定機のスペックや対応可能サイズなどをチェックしましょう。
テーパーは勾配と混同して使われることが多いです。物の両側(全体)の角度を足したものをテーパー、反対に片側だけの角度を指したものを勾配とする、とわけて理解しておく必要があります。そして言葉を正しく理解し、三次元測定機を用いてテーパーの測定を行いましょう。
三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。
引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)
引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)
引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)