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Leica T-Probe (ハンディ型)

ここでは、ハンディ型の三次元測定機Leica T-Probeの魅力や仕様、どんな現場におすすめなのかをご紹介します。

Leica T-Probeは
どんな三次元測定機?

Leica T-Probe (ハンディ型)
引用元HP:東京貿易テクノシステム
https://www.tbts.co.jp/product/p_detail.html?pdid=119

短時間のセットアップで
測定できる

入り組んで届きにくい部位の測定も高精度に行える、ワイヤレス&アームレスの3Dポイント測定プローブです。570gという軽量な特徴と片手で持てるコンパクトな形に加え、優しい操作性で歩き回りながら高精度な測定が行えます。

フレキシブルなスリープ機能で長時間寿命。短時間のセットアップで1回につき車9台分の測定が行えます。ユーザーが設定できるマルチ機能ボタンにより、従来機よりさらに使い勝手の良いシステムになっています。

傾き計算で高精度の
ポイント測定を実現

プローブに埋め込まれたリフレクタとLEDによって、レーザートラッカーに対するプローブ自体の位置と傾きが計算され、高精度でのポイント測定を実現しています。先端のスタイラスのサイズを変更することで、穴径や入り組んだ形状の座標も情報を取得できます

また、スタイラスの取り付け方向が2か所あり、この取り付け方向やスタイラスの長さを、測定中でもキャリブレーションなしに瞬時に変更することが可能です。

最大直径60mの
高精度測定が可能

「Leica レーザートラッカー AT960システム」と組み合わせ、最大で直径60m(AT960-XRの場合)の測定範囲内で高い測定レート、高い測定精度で測定することができます。また、マルチスタイラスを使用することで、航空機や大型構造物などさまざまな計測アプリケーションに対応することが可能です

本体モデルは、計測範囲(直径)20mのAT960-MR、40mのAT960-LR、50mのAT960-XRの3タイプ。許容角度や計測精度は全て同じで、ニーズに合わせて選ぶことができます。

Leica T-Probeの
適用事例・活用シーン

大型の対象物を測定可能

大型ワーク計測・歪、段隙、動的内部欠陥検査・CAD比較が可能。マルチスタイラスを使用することで、航空機や大型構造物などさまざまな計測アプリケーションに対応することができます。

Leica T-Probeは
どんな現場におすすめ?

Leica T-Probeは、アームレス&ワイヤレス&コンパクトで、まさに歩き回りながら高精度な測定が行える三次元測定機です。一番の強みは、広範囲のデータを高速に計測・加工できること。航空機・宇宙事業・鉄道・重機・発電設備などの部品や、大きくて奥まった場所、トラッカーから見て裏側など、直接レーザーが届かない場所も計測することが可能です。

「Leica レーザートラッカー AT960システム」と組み合わせれば、最大で直径60mの大きさまで高精度で測定することができます。これまで大きさを理由に計測を断念していた方、門型やアーム式の三次元測定機では限界を感じていた方などにおすすめです

現場の課題・要望別!
三次元測定機の
おすすめ3選を
チェックする

Leica T-Probeの
主な仕様

最大許容長さ
測定誤差
公式HPに記載なし
繰り返し精度公式HPに記載なし
測定範囲直径:20~50m
分解能公式HPに記載なし
耐環境性公式HPに記載なし
本体質量570g
本体寸法公式HPに記載なし

Leica T-Probeの
メーカー情報

  • 社名:ヘキサゴン・メトロジー株式会社
  • 本社所在地:神奈川県相模原市橋本台1-15-8
  • 電話番号:042-700-3500
  • 公式HPのURL:https://www.hexagonmi.com/ja-JP
THREE SELECTIONS
違いで比較現場の要望別:
三次元測定機の
おすすめ3選

三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。

※「三次元測定機」とGoogle検索し、上位表示されるメーカーを15社選出しました。(2022年5月調査時点)
使いやすさ・汎用性
を求めるなら…
XM
(キーエンス)
XM(キーエンス)

引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)

XMの
ココが違う!
  • ノギス感覚で使える独自のハンディ型
  •      
  • 測定室以外(現場やオフィス)でも使える
  • 最大2mという幅広い測定範囲
測定精度・安定性
を求めるなら…
ZEISS XENOS
(東京精密)
ZEISS XENOS(東京精密)

引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)

ZEISS XENOSの
ココが違う!
  • 最大許容長さ測定誤差は0.3+L/1000㎛
  • 繰り返し精度は+-0.2㎛
  • 分解能(最小表示単位)は0.001㎛
実績・実例の豊富さ
を求めるなら…
CRYSTA-Apex
(ミツトヨ)
CRYSTA-Apex(ミツトヨ)

引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)

CRYSTA-Apexの
ココが違う!
  • 自動車、航空、製造と幅広い納入実績
  • 1934年創業のノウハウが結集
  •      
  • スマートファクトリーにも対応
【選出理由】
・ZEISS XENOSは最大許容長さ測定誤差、繰り返し精度、分解能がいずれも調査した中で最高数値だったため
・XMは測定室以外でも使用できるハンディ式の中で、調査した中で最も高精度で広範囲の測定範囲だったため
・CRYSTA-Apexは社名ありの導入実例(計12件)が調査した中で最も豊富だったため