三次元測定機にはいくつかの付属品があります。このページでは三次元測定機で活用される付属品5種類の特徴と、付属品を製造している企業の情報について解説します。
「スタイラス/プローブ」は接触式の三次元測定機についてくる付属品です。
スタイラスとは測定物と接触する部分のことで、球形もしくは針形をしていることが多く、ルビーやジルコニアなどの固い材質で作られます。
対象物に接触した際に作り出された信号により、測定が行われるため重要な付属品です。
「定盤」とは三次元測定機のテーブルに用いられる付属品です。計測の精度を高めるために用いられます。
定盤は耐久性の高い素材で作られており、経年変化が起こりにくく、傷がつきにくいことが特徴です。対象物を直接定盤に置いて計測を行うタイプの三次元測定機もありますが、長期的に利用できるようになっています。
「固定具」とは三次元測定機において、計測中に対象物が動かないように固定するための付属品です。
ネジなどで上から対象物を押さえたり、マグネットで固定したりするタイプの固定具もありますが、真空吸着により強固に固定できるとするものもあります。
「コンプレッサー」は空気圧で動くタイプの三次元測定機の付属品です。
コンプレッサーエアーは三次元測定機や対象物をドレン水から守ったり、正確な計測結果が提示されるように空気のきれいさを保ったりするための役割を果たします。
「ソフトウェア」は三次元測定機のプログラムを作成したり、得られたデータの解析をしたりするために必要な付属品です。また品質管理のためにも活用されます。
三次元測定機の付属品としてついてくるソフトウェアは、自社開発の場合もありますが、その他の開発会社により作られ、複数の企業が同じソフトウェアを利用している場合もあります。
精密石定盤を製造しているのが「株式会社ミツトヨ」です。ミツトヨでは三次元計測器や画像測定機などの計測機器からセンサ、装置組み立てユニット、測定工具など、測定に関するさまざまな商品を製造しています。
三次元測定機の付属品については、「グラプレート」という自然石を使った経年変化がほぼない精密石定盤が代表的です。「グラプレート」に使われている自然石は、鋳鉄の2倍以上の硬さ※を誇り、平面度の狂いも少ないとされています。
山鉄株式会社では、三次元測定機の付属品であるワーク固定治具を製造しています。
自動車の足回り部分を検査する際に活用されるワーク固定治具であり、サイズが異なる足回り部品でも滞りなく検査ができるよう、支柱が駆動するように設計が工夫されていることが特徴です。
また山鉄株式会社では用途に適した固定治具の特注にも対応しているため、市販品でニーズが満たせない場合は設計から依頼できます。
三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。
引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)
引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)
引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)