ここでは、レニショーの三次元測定機について、機器の種類や特徴、どんな現場におすすめなのかをまとめました。ぜひ三次元測定機選びの参考にして下さい。
ここでは、レニショーが製造している主なオフライン対応の三次元測定機を紹介します。

AGILITY Sは工場の検査を想定した、高性能で堅牢な三次元測定機です。きれいな空気と温度管理が保証できない生産環境でも、製造部品の正確な測定ができます。REVOマルチセンサーに対応しており、寸法や粗さの測定を自動化することが可能です。また、5軸測定により高速なデータキャプチャを行えるため、製品の検査サイクル時間の短縮につなげられます。AGILITY Sはスタンドアロン・自動化された生産ラインの両方で稼働することが可能です。

AGILITY Lは、ラボ向けとして提供されている三次元測定機であり、航空宇宙、自動車、家電、その他の精密エンジニアリング分野のハイエンドで活動するメーカーが必要とする性能を備えています。18~22℃の温度範囲に仕様が指定されており、クリーンルームにて高性能のマルチセンサー5軸測定を提供することが可能です。また、さまざまなセンサーの選択ができるため複雑な部品の測定に対応可能であるとともに、多彩な検査を行えます。
現行ラインアップに該当機種なし
現行ラインアップに該当機種なし

Equator ゲージングシステムは、高い繰り返し精度や温度変化への対応、汎用性の高さといった特徴を備えている三次元測定機です。汎用性が高く、手動・自動いずれの場合でも繰り返し精度良く使用できるように設計が行われています。例えばEquator 500は大型のシステムであり、直径500mm、高さ400mmまでのパーツに対応が可能。動作温度が5℃~50℃で、最高スキャニング速度は200mm/s。現場用のソフトウェアOrganiser、自動化用ソフトウェアEZ-IOなどに対応します。

REVO 5 軸測定システムは、高速性・正確性・敏捷性といった特徴を持つ測定システムです。高速な測定で発生する三次元測定機の動的誤差を、測定機と連動した動きと5軸測定技術により抑えることが可能です。
最高測定速度は500mm/s、データ収集速度は最大4,000点/s。無段階位置決めと5軸操作により、測定ポイントから測定ポイントを移動する間の非生産的な時間を削減するとともに、届きにくい形状の場合も容易に測定が行えます。

REVOシステムのために開発されたヘッドモーション技術の活用により、高速測定における三次元測定機の動的誤差を抑えられます。独自のヘッドタッチ方式により、ヘッド動作のみにて測定が可能となっており、測定速度や繰り返し精度が向上している点が特徴といえます。また5軸動作を使用することによってヘッドの位置決めの時間がかからないなど、スピードを向上させるための機能を搭載しています。

TP20は、5方向または6方向の三点支持式タッチトリガープローブシステム。「プローブ本体」と「着脱式のスタイラスモジュール」から構成されており、繰り返し再現性の高い、磁気式の3点支持構造により互いに結合されています。手動・自動いずれでもスタイラス構成を交換できるため、検査時間の大幅な短縮が可能です。また、多彩な測定圧力のモジュールがあることから、それぞれの要件に合わせた測定を行えます。

SP25Mは、直径25mmの汎用スキャニングプローブシステムです。分離型光学検出方式と3次式を用いた補正方法の採用によって、優れた測定性能を発揮することが可能です。各種長さのスタイラスに加え、5種類のモジュールにより高いパフォーマンスを発揮できます。さらにモータやロック機能が搭載されていないといったように、シンプルかつ堅牢な設計となっており、信頼性の向上につながっています。

プローブの向きをプログラム制御でき、自動三次元測定機の検査処理量の拡大に貢献。3種類のモデルが提供されており、各種プローブやエクステンションの装着を行えます。また、720点の向きに対して高い精度で位置決めを行うことが可能であるため、さまざまな形状にアクセスができるようになる点に加え、頻繁にスタイラス交換を行わなくても、多彩な角度から形状を測定できるようになります。いずれも繰り返し精度は0.4µmであり、高精度にスタイラス先端の位置決めを行えます。
レニショーは、1973 年に設立されたエンジニアリング企業です。イギリスのウォットンアンダーエッジに拠点を置き、精密測定分野とヘルスケア分野で優れた精度、コントロール、信頼性の高いソリューションやシステムを設計・開発・提供しています。
フランス・ドイツ・インド・アメリカなど世界37か国に79以上※のオフィスを展開。高品質な製品とともにハイレベルなサービスを提供し、世界的な存在感を強めています。
レニショーのモノづくりを支えるのが、設計と緊密に連携した高精度・高品質の生産方式です。加工工程におけるバラツキをなくすため、長年にわたって独自の生産体制を構築。前もって予知を行える自動化システムや、ISO9001・ IEC61508・ISO 14001:2015など各品質基準に基づいた品質管理を行っています。
また、充実した設備投資でほとんどの部品を内製化。自社の量産加工現場で自社の「プロセスコントロールソリューション」を使用することで、身をもって製品の効果を確認しています。
精密機械メーカーとしての目線で、より高精度な産業測定機器を製造しているレニショー。同社の三次元測定機の特徴は、繰り返し精度が極めて高いこと。パーツやプロセス、そして機械に関しての信頼性の高いデータを取得できる上、処理量を拡大しつつ、再加工・特別採用品およびスクラップの低減を実現することができます。
豊富なノウハウを元に、安定した自動化によるスマートなものづくりを実現してくれるので、より精度の高い測定機をお探しの方はぜひチェックしてみて下さい。
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| 社名 | レニショー株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都新宿区四谷4丁目29-8 |
| 電話番号 | 03(5366)5315 |
| 公式HPのURL | https://www.renishaw.jp/ |
三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。
引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)
引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)
引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)