三次元測定機の“違いがわかる”ガイド » 三次元測定機の測定技術・方法 » 三次元測定機の測定プログラム

三次元測定機の測定プログラム

三次元測定機の測定プログラムとは、精度の高い測定を行うための指示書・ソフトウェアのことです。ここでは測定プログラムの概要と測定プログラムを活用するメリット、測定プログラムを作成する際の注意点を紹介します。

測定プログラムとは

三次元測定機の測定プログラムは、測定の手順などを記す指示書・ソフトウェアです。三次元測定機に対して、測定の手順を指示する作業を担う存在です。

三次元測定機は、導入しただけですぐに精度が高い測定ができるわけではありません。上手に使いこなすためには、高度なスキル・ノウハウを必要とするでしょう。操作に慣れていない人、初心者などには、高い精度で計測するのは難しいかもしれません。

そこで活用したいのが、測定プログラムです。測定プログラムがしっかりできていれば、操作に慣れていない人でも高い精度で測定できるでしょう。

三次元測定機の活用にあたり測定プログラムを作成するメリット

測定にかかる時間が削減できる

測定プログラムの活用で、測定にかかる時間は大幅に削減できます。これは自動化される測定手順によるもので、その都度操作や調整をする必要がなくなり、スピーディーな測定が叶えられるでしょう。

測定の精度が増す

測定プログラムによって測定手順が決まっていると、測定作業のすべてにおいて同じ精度が確保できるでしょう。手動での測定ではどうしても若干のズレが生じてしまいやすいです。プログラムを活用すると、より高い精度で測定可能です。

再現しやすい

同じ構造・形状の対象物を測定する場合、その都度条件を設定するのはとても大変です。プログラムを活用すると、同じ条件での測定が容易に行えるようになり、再現性も確保しやすいでしょう。

誰でも測定ができる

手作業による測定では、専門知識があって作業手順も知り尽くしている担当者がいないと、精度の高い測定は難しいのが現状です。使いこなすのが難しく、精度も安定しないのが問題点でした。測定プログラムを活用すると、基本的な操作さえできれば誰でも精度の高い計測ができます。

三次元測定機の測定プログラムを作成する際の課題

完成までの時間が長くなる可能性がある

測定機に対象物を設置して、図面と実物を照らし合わせながらプログラムを作成します。そのため、作業開始から完成するまでの時間が長くなる可能性があるでしょう。

稼働率がダウンする

プログラムを作成している間は、測定機の使用はできません。結果的に、測定機の稼働率はダウンするでしょう。測定機の台数が限られている場合は、生産性の低下に注意が必要です。

オペレーターのスキル次第で品質が変わる

測定プログラムの作成は、オペレーターが行います。オペレーターの知識が不十分である、不慣れである場合、プログラムの作成の品質が低下する恐れがあります。

三次元測定機の測定プログラムを作成しよう!

三次元測定機の測定プログラムは、より精度の高い測定をかなえるために必要不可欠です。ただし、測定プログラムの作成にあたっては、稼働率のダウンや品質の低下などにも気を付けなくてはいけません。

三次元測定機の中には使いやすく、汎用性に優れたタイプもあります。測定環境を整備したり、複雑なプログラムを設定したり、手間のかかるコマンド選択をしたりする必要はありません。本格的な測定が簡単に行えるタイプなら、測定プログラムを作成する必要はないでしょう。

現場において求められている、用途に応じた三次元測定機を選びましょう。

THREE SELECTIONS
違いで比較現場の要望別:
三次元測定機の
おすすめ3選

三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。

※「三次元測定機」とGoogle検索し、上位表示されるメーカーを15社選出しました。(2022年5月調査時点)
使いやすさ・汎用性
を求めるなら…
XM
(キーエンス)
XM(キーエンス)

引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)

XMの
ココが違う!
  • ノギス感覚で使える独自のハンディ型
  •      
  • 測定室以外(現場やオフィス)でも使える
  • 最大2mという幅広い測定範囲
測定精度・安定性
を求めるなら…
ZEISS XENOS
(東京精密)
ZEISS XENOS(東京精密)

引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)

ZEISS XENOSの
ココが違う!
  • 最大許容長さ測定誤差は0.3+L/1000㎛
  • 繰り返し精度は+-0.2㎛
  • 分解能(最小表示単位)は0.001㎛
実績・実例の豊富さ
を求めるなら…
CRYSTA-Apex
(ミツトヨ)
CRYSTA-Apex(ミツトヨ)

引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)

CRYSTA-Apexの
ココが違う!
  • 自動車、航空、製造と幅広い納入実績
  • 1934年創業のノウハウが結集
  •      
  • スマートファクトリーにも対応
【選出理由】
・ZEISS XENOSは最大許容長さ測定誤差、繰り返し精度、分解能がいずれも調査した中で最高数値だったため
・XMは測定室以外でも使用できるハンディ式の中で、調査した中で最も高精度で広範囲の測定範囲だったため
・CRYSTA-Apexは社名ありの導入実例(計12件)が調査した中で最も豊富だったため
キーエンス公式サイトへ