三次元測定機を使用することによって対称度の測定が可能です。ここでは「対称度」とは何か、どういった形で対称度の測定を行うのかなどについて解説します。
そもそも対称度とは何かというと、これはデータムを基準とした場合にどの程度対称の位置関係にあるかを示す幾何公差のことです。
データムとは、対象物の姿勢公差や位置公差、輪郭度といったものを指定する際に必要になってくる基準のことをいいます。実際に「データム」といえるものが存在するものではなく、規制する公差や形体といったものに合わせて使い分ける形で平面・直線・点などをデータムとして設定していくことになります。
「対称度」は、主に、本来であれば対称であるべき対象物が、正しい位置からどの程度ずれているのか表すために使用される幾何公差です。また、対称度を指定する場合は、どれだけずれて良いかを表すものともいえます。
対称度を測定する際には、ノギスやマイクロメーターなどを使用した方法もありますが、高い精度を求めるのであれば、三次元測定機での測定を検討してみると良いでしょう。
三次元測定機を用いて対称度の測定を行う場合、それぞれの測定ポイントに「スタイラス」と呼ばれる測定物と接触する部分を当てていくだけです。測定のデータなどについては測定機に記録されていく形となります。
対象物に強く押し付けたりする必要もありません。軽く当てるだけで測定が可能であるため、対象物を傷つけるリスクがないのがメリットです。
また、測定圧による誤差がほとんどないため、測定結果が安定するのも特徴です。測定範囲が広い対象物の場合は、測定ポイントを増やすことにより測定の精度を高められます。
繰り返し何度も測定しなければならないような場合は、三次元測定機よりもノギス・マイクロメーターを活用した測定が向いていることもあります。ただ、ノギス・マイクロメーターによる測定については、アナログでの測定方法となるため、作業者によって精度、スピードにムラが出てしまうことも多いです。
熟練者が作業する場合は安定した精度、スピードを求めることもできます。
それから、器具による測定誤差についても考えておきましょう。自動でデータを記録してくれる三次元測定機とは異なり、手書きで記録しなければならない点にも注意が必要です。測定が完了した時点ですでに記録まで終わっているため、作業効率の改善にもつながるでしょう。
対称度について紹介しました。対称度を測定する際は、三次元測定機を用いてみてはいかがでしょうか。データが自動で記録されることもあり、手書きで記録しなければならないノギス・マイクロメーターと違って記録ミスなどが発生するリスクもありません。
三次元測定機を活用した測定であれば作業者によって異なる測定結果が出てしまう心配もなく、なおかつ測定をするにあたり専門的な知識も必要ないのが魅力です。
三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。
引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)
引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)
引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)