コンパクトで使う場所を選ばない、ZEISS社の三次元測定機DuraMax。ここでは、DuraMaxの魅力や仕様、どんな現場におすすめなのかをご紹介します。

コンパクトなボディで高精度な測定が行える、スキャニングタイプの三次元座標測定機です。設置面積W670xL870mmの省スペースで、従来のように、測定機を設置するために工場のレイアウトを変更する必要はありません。
しかも、リニアガイド・リニアドライブ機構を採用しており、一般的な三次元座標測定機に必要なエア供給が不要。100 V の電源1本と0.85㎡のフットプリントさえあれば、どこにでも設置して測定を行えます。+18ºC~+30ºCの高い温度安定性&圧縮空気が不要など、生産現場で使いやすい三次元測定機です。
スキャニングプローブ VAST XXTを標準搭載し、輪郭や複雑な形状のワークも高精度なスキャニング測定が可能。また、測定データを短時間で大量に取り込むことで、より安定した測定データが得られ、かつ、人による測定誤差を軽減することができます。測定するワークが変わってもプログラムの作成や修正で対応することが可能です。
さらに、真円度の規格に準拠したフィルタを標準装備した汎用測定プログラム Calypsoで、真円度測定機と同様の手法での解析を実現。スキャニング測定で取り込んだ大量の測定データとあわせ、真円度や平面度などの幾何公差や幾何偏差の評価も行えます。
DuraMaxは省エネ性の高さも魅力です。本体消費電力の低減とエア供給用コンプレッサ不要によるCO2削減により、CO2排出量の削減に貢献することができます。従来機種+エア供給コンプレッサ使用時のCO2排出量に比べると、年間約2.8tの削減が可能。これは樹木195本が年間に吸収するCO2量とほぼ同じだそうです。
また、測定室がいらないことから、測定室設備費、エア供給用コンプレッサ設備費、空調ランニング費などのコストも大幅に削減。省エネで環境にやさしく、コストリダクションも可能な三次元測定機として、各方面から注目を集めています。
公式サイトに記載がありませんでした。
世界的に知られているドイツの代表的光学機器メーカー・カールツァイス社が製造するDuraMax。とにかくコンパクトで使いやすいのが特徴で、サイズはもちろん、電池1本で使用できる上、高耐環境性を実現しているので、加工現場をはじめ必要な場所へ移動してどこでも手軽に利用することが可能です。
これまで専用治工具で測定し、人による測定誤差で悩んでいた方、測定するワークが変わる度に専用品を製作し、コストに頭を悩ませていた方、耐環境性や使いやすさを重視して測定機選びを行いたい方は、ぜひチェックしてみて下さい。
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| 最大許容長さ 測定誤差 | E0, MPE=1.24 + L/300μm ~ E0, MPE=3.9 + L/100μm |
|---|---|
| 繰り返し精度 | 1.7μm |
| 測定範囲 | X:500mm Y:500mm Z:500mm |
| 分解能 | 0.2μm |
| 耐環境性 | 温度:18~30℃ 湿度:公式HPに記載なし |
| 本体質量 | 350~545kg |
| 本体寸法 | 幅:1080~1870mm 高さ:1803~2511mm 奥行き:1360~2000mm |
三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。
引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)
引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)
引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)