ここでは、ファロ(FARO)が製造している主なオフライン対応の三次元測定機を紹介します。ポータブル性と高精度を両立したアーム型やレーザートラッカーなど、検査エリアに運ばなくても現場でそのまま測定できる製品がそろっています。

機械工場や小規模な生産ラインを持つ作業などで、高精度の測定が可能です。数秒でセットアップできる上、コンパクトで高性能。価格も手ごろで費用対効果が極めて高いため、幅広い産業用途で導入されています。

Quantum X FaroArmは、接触プローブによる測定と3Dレーザースキャンを1台でこなせるポータブル三次元測定機です。FaroArmシリーズの最新モデルとして、前モデル比で最大約15%の精度向上を実現。FAROBluブルーレーザーの採用により、黒い部品や光沢面、複雑な治工具・金型も、スプレーやシールなしで美しくスキャンできます。測定範囲は2.0~4.0mまで複数モデルを用意し、内蔵カウンターバランサーにより片手での操作が可能。手を放しても姿勢を保持するため、長時間の測定でも疲労を抑えられます。CADデータと実測データを重ね合わせたカラーマップ表示で一目で良否判定ができ、形状検査やCAD比較検査、リバースエンジニアリングなど幅広い用途に対応します(ISO 10360準拠)。
従来、大型部品、金型、アセンブリ、機械の測定は難しく時間がかかる上、特別な検査エリアで行う必要がありました。ポータブルなFARO Vantageレーザートラッカーなら、現場で迅速な測定が可能。検査サイクル時間を最大75%短縮してくれます。
Vantage Laser Trackersについて
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Leap STは、高度なハンディ3次元測定ソリューションです。5つの動作モード(超高速スキャン、超高精細スキャン、フォトグラメトリ、ディープホールスキャン、広範囲スキャン)を備え、航空宇宙、自動車、金属加工など幅広いワークフローで活躍します。

FARO Super 6DoF TrackArmは、FARO Laser Trackerの広範囲測定とFaroArm/ScanArmの柔軟性を融合したポータブル三次元測定システムです。大規模かつ複雑な部品も隠れた領域まで迅速かつ高精度に測定できます。

FARO Orbisは、Flash Technology™を搭載したオールインワンのモバイルレーザースキャナーです。72メガピクセルカメラとIP54準拠の堅牢設計により、屋内外を問わず高速かつ高精度の3Dスキャンが可能です。
ファロの三次元測定機・3Dスキャナーが、実際の製造や検査の現場でどのように活用され、どんな成果を上げているのかを紹介します。
車両設計で有数の実績を持つ米・Pratt Millerは、Quantum Max FaroArmを使って重要な車両部品を非破壊でリバースエンジニアリング。急成長する電気自動車(EV)市場向けの開発を影から支え、プロジェクトあたりの作業時間を最大25%削減しています。ポータブルアームによる3Dスキャンとプロービングで、部品を分解することなく仮想3次元空間で構造を把握できる点が導入の決め手となりました。
巨大な産業用部品を運ぶ重機運搬車両を製造するドイツのScheuerle Fahrzeugfabrikは、FARO Focus Laser ScannerとVantage Laser Trackerを導入。測定プロセスの自動化により検査時間を50%短縮し、検査誤差を40%削減しました。問題を早期に発見できるようになり、再作業の削減とグローバルなワークフローの最適化を実現しています。
従来トータルステーションで2人がかりの測量を行っていたJFDエンジニアリングは、FARO Focus Premiumレーザースキャナーを導入。1人で作業できるようになり、同じ時間で2倍の仕事量をこなせるようになりました。建設業界の人手不足や、現場の3K(きつい・汚い・危険)といった課題の解決にもつなげています。
鋳造・機械加工・組立部品を手がける米・Goldens' Foundry and Machine Companyでは、従来の据置型CMMで45分・3回の位置替えを要していた部品検査を、FARO ScanArmの導入により約2分30秒に短縮。検査時間を90%以上削減し、現場全体の効率を大きく高めました。数秒で完了する簡単なセットアップも生産性向上に寄与しています。
Hondaが指定する部品仕様への適合を、より正確かつ効率的に確認する必要があったTier1サプライヤーは、FARO ScanArmを採用。スタンピング・溶接部品・治具の測定に活用し、検査時間を50%削減しました。
航空宇宙・防衛・医療向けに高性能な先進複合材を30年以上手がける米・Composiflexは、Edge ScanArmやQuantum S ScanArm(レーザーラインプローブ)、さらにレーザープロジェクターを導入。カラーマップなど充実したレポート機能が採用の決め手となり、それまで「測定不可」だった大型部品・複雑形状・表面プロファイル(RMS)の検査にも対応できるようになりました。導入後は全体品質が約80%向上、手直しを約50%削減。検査時間の短縮による省人化も進み、機器は約9か月で投資を回収しています。
自動車業界向けの高品質プレス加工品・アセンブリを製造する英・Metal Assembliesは、増加する3Dスキャン作業の内製化にあたり、世界初の8軸ポータブルCMM「FARO 8-Axis Quantum ScanArm」とFAROBluレーザーラインプローブを採用しました。統合された8軸回転ターンテーブルにより、対象物の周囲を移動することなく測定でき、精度を落とさずにスキャン時間を最大40%短縮。初回品検査(FAI)や工程内検査にも活用し、外注コストと納期遅延の解消につなげています。
熱成形・真空成形によるプラスチック部品を手がける米・Industrial Custom Products(ICP)は、Quantum M ScanArmと計測ソフト「CAM2」を導入。多くの製品でScanArmによるスキャンとCADモデルとのデジタル比較検査を行うことで、検査時間を50%以上削減しました。従来必要だった物理的な治具・専用治工具の調達コストと時間も大きく圧縮し、一部の製品では市場投入までの時間を70%短縮しています。
FAROの三次元測定機は、ハードウェア単体ではなく、用途に合わせたソフトウェアと組み合わせることで真価を発揮します。ここでは代表的なソフトウェアを紹介します。
CAM2は、品質保証・検査のための「メトロジーグレード」の3D測定ソフトウェアです。寸法管理や受入検査、初回品検査(FAI)、CADデータとの比較、幾何公差(GD&T)の評価、繰り返し測定などに対応し、用途に応じて選べる複数のパッケージが用意されています。測定ルーチンを効率化し、品質保証と生産現場をスムーズにつなぎます。
BuildIT Metrologyは、アライメント(位置合わせ)や工具製作、ガイド付き組立、機械の据付・調整などに強みを持つソフトウェアです。リアルタイムのガイダンス機能や高度なアルゴリズム、簡単に設定できる自動化機能を備え、大型構造物の組立・検査といった現場でも力を発揮します。
Sphere XGは、現場で取得した3D点群データや360°写真をクラウドで一元管理できるプラットフォームです。モバイルアプリ「Stream」と連携し、専用ソフトのインストールなしにブラウザから誰でもデータを確認・共有できます。世界中のメンバーとリアルタイムに測定・比較できるため、拠点をまたいだプロジェクトでも効率的なコラボレーションが可能です。
アメリカフロリダ州を拠点に、ヨーロッパやアジア各国で事業を展開しているテクノロジー企業です。コンピュータ支援型ポータブル三次元測定器やソフトウェアの開発・販売を行っており、自動車、航空宇宙、金属、機械の製造、建築、エンジニアリング、建設、公共安全など、各最終市場で幅広く導入されています。また、その高精度な測定技術で、事故・犯罪捜査や現場再現などもサポートしています。
日本では、2000年にファロージャパンを設立。2006年に東日本カスタマーサポートセンター、2008年に西日本カスタマーサポートセンターを設置しました。全国各地で技術力を持ったセールスエンジニア、技術スタッフが地域に密着した質の高いサポートを提供。現地に出向いてのデモンストレーション、各種トレーニング、セミナー、測定サービスなど、さまざまなサービスを提供しています。
現場からクラウドへのシームレスなデータ管理を実現する「Sphere XG」をリリース。「Sphere XG」は、現場で取得した3D点群データや360°写真をインターネット経由で即座にアップロードできるクラウドプラットフォームです。安全なシングルサインオン機能により、専用ソフトをインストールせずに、ブラウザやモバイルアプリ「Stream」から誰でも簡単にアクセスできます。
アップロードされたデータはリアルタイムで同期され、世界中のプロジェクトメンバーと共有・測定・比較が可能です。経時的な4D比較機能で変化を追跡したり、権限管理で情報漏えいを防ぎつつ効率的なコラボレーションを実現します。
FAROは工場やオフィスでのCO₂排出量削減や廃棄物リサイクルプログラムを早くから導入し、資源使用の最適化に取り組んでいます。COVID-19の際には保護呼吸装置の開発支援を行うなど、環境面だけでなく社会的課題への即応策も推進しています。
さらに、サプライヤー行動規範で取引先にも環境法規やRoHS/REACH規制の遵守を義務付け、サプライチェーン全体で持続可能性を確保。多様性を尊重した職場づくりや、従業員向けの健康支援プログラム提供など、人にやさしい企業文化も育んでいます。
FAROは3D測定・イメージング分野で世界中に数百件以上の特許を保有し、さらに数百件の出願中特許を抱えています。これにより、ノイズ除去アルゴリズムや高精度スキャン技術など、独自のイノベーションを常に市場に提供し続けている企業です。
FAROは、多関節アーム測定技術に基づく医療・手術用製品の開発からスタートし、確かなテクノロジーで世界中に評価されている企業です。三次元測定機でも、生産や品質保証のプロセスで、部品や組立構造の高精度な三次元測定、分析や比較を実現。使う場所を選ばないポータブル性や使いやすさ、正確で信頼性が高い測定結果で、さまざまな工程の時間短縮やコスト削減をサポートしています。
日本でのサポート体制も充実しているので、しっかりしたフォローを重視したい方、世界的な品質をお求めの方は、ぜひチェックしてみて下さい。
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| 社名 | ファロージャパン株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 愛知県長久手市熊田716 |
| 電話番号 | 052-890-5011 |
| 公式HPのURL | https://www.faro.com/ja-JP |
三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。
引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)
引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)
引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)