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MCAx S

多関節アームMCAx Sシリーズ、及び多関節アーム用レーザースキャナーH120は

  • 最終受注時期:2023年3月31日
  • 販売終了時期:2023年6月30日

を持ちまして日本国内向け販売終了をしております。

修理責任期間につきましては

  • MCAx Sシリーズ:製品をご購入いただいた日より8年
  • ModelMaker H120:製品をご購入いただいた日より8年
  • *MCAxシリーズ:2029年9月まで

となります。

以下現在は販売が終了しているMCAx Sの特徴をまとめたものです。

コンパクトでポータブルなアーム型三次元測定機MCAx Sについて、特徴や仕様、どんな現場におすすめなのかをご紹介します。

MCAx Sは
どんな三次元測定機?

Nikonの三次元測定機MCAx Sシリーズ
引用元HP:Nikon
https://www.nsl.nikon.com/jpn/industrial-products/3d-metrology/portable-arm/manual-cmm-arm_mcax/

7軸の動きで自在な測定が可能

日本を代表する光学機器メーカーNikonの多関節アーム型三次元測定機です。無限の回転と7軸の自由な動きにより、大型部品の周囲から内部まで、また段差や隙間なども自在に測定することが可能。三脚はもちろん、その他のベースにも対応しているため、現場の状況や作業内容に合わせて設置することができます。

また、熱安定性と高度なエンコーダ技術により、ウォームアップが不要で、スピーディーにセットアップや検査が行えます。

予算や用途によって
選べるラインナップ

サイズは2.0~4.5m、性能は3段階に設定されているので、予算や用途に合わせて選ぶことが可能です。スキャナーに加えて、触覚プローブも並行して使用できるので、幾何学的な特徴や手の届かない場所も簡単に測定することができます。

しかも、測定の種類に合わせてスキャナーやプローブが自動的に切り替わるので、わざわざ付け替える必要がありません。リストディスプレイ機能では、測定中に手元の画面でスキャンの状態が確認でき、効率的に作業をすることが可能です。

どんな場所でも測定できる

バッテリー駆動とWi-Fi通信を採用。ケーブルに煩わされることなく測定中の取り回しが自在にできるほか、計測ラボ、製造現場、現場などさまざまな場所で測定することができます。また、カーボンファイバーを使用したアームチューブは堅牢でありながら軽量&温度耐性に優れており、測定者の負担を軽減してくれます。

ModelMaker H120レーザースキャナーとの組み合わせ使用や、業界で認められているさまざまな計測ソフトウェアスイートとのシームレスな統合も可能。CAD対部品の完全計測や、リバースエンジニアリング用データの取得なども行えます。

MCAx Sの
適用事例・活用シーン

ケーブルレスで快適操作

機械加工部品、プレス加工部品やプラスチック成形、鋳造、鍛造などの測定におすすめです。

MCAx Sは
どんな現場におすすめ?

高度な品質が要求される現場で多く導入されているMCAx S。コンパクトな設計でありながら、ISO10360-12に準拠した精度保証など、ハイレベルな測定を実現しています。

作業内容によって接触プローブと非接触プローブを切り替えられる「自動プローブ切り替え機能」や、測定中に手元の画面でスキャンの状態を確認できる「リストディスプレイ」、ケーブル不要で作業場所を選ばないポータブル性など、非常に使いやすい機器なので、ノギスやマイクロメータなどの測定機で満足できない方、門型測定機に不便を感じている方、初めて三次元測定機の導入を検討している現場の方などにおすすめです

現場の課題・要望別!
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MCAx Sの主な仕様

最大許容長さ
測定誤差
公式HPに記載なし
繰り返し精度公式HPに記載なし
測定範囲公式HPに記載なし
分解能公式HPに記載なし
耐環境性公式HPに記載なし
本体質量公式HPに記載なし
本体寸法公式HPに記載なし

MCAx Sのメーカー情報

  • 社名:株式会社ニコン
  • 本社所在地:東京都港区港南2-15-3
    品川インターシティC棟
  • 電話番号:03-6433-3600
  • 公式HPのURL:https://www.nikon.co.jp/
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三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。

※「三次元測定機」とGoogle検索し、上位表示されるメーカーを15社選出しました。(2022年5月調査時点)
使いやすさ・汎用性
を求めるなら…
XM
(キーエンス)
XM(キーエンス)

引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)

XMの
ココが違う!
  • ノギス感覚で使える独自のハンディ型
  •      
  • 測定室以外(現場やオフィス)でも使える
  • 最大2mという幅広い測定範囲
測定精度・安定性
を求めるなら…
ZEISS XENOS
(東京精密)
ZEISS XENOS(東京精密)

引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)

ZEISS XENOSの
ココが違う!
  • 最大許容長さ測定誤差は0.3+L/1000㎛
  • 繰り返し精度は+-0.2㎛
  • 分解能(最小表示単位)は0.001㎛
実績・実例の豊富さ
を求めるなら…
CRYSTA-Apex
(ミツトヨ)
CRYSTA-Apex(ミツトヨ)

引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)

CRYSTA-Apexの
ココが違う!
  • 自動車、航空、製造と幅広い納入実績
  • 1934年創業のノウハウが結集
  •      
  • スマートファクトリーにも対応
【選出理由】
・ZEISS XENOSは最大許容長さ測定誤差、繰り返し精度、分解能がいずれも調査した中で最高数値だったため
・XMは測定室以外でも使用できるハンディ式の中で、調査した中で最も高精度で広範囲の測定範囲だったため
・CRYSTA-Apexは社名ありの導入実例(計12件)が調査した中で最も豊富だったため