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ABERLINK

ABERLINKの
主な三次元測定機

ここでは、ABERLINKが製造している主な三次元測定機を紹介します。

フルクラム CMM

ABERLINKの三次元測定機MCAx Sシリーズ
引用元HP:ABERLINK
https://www.aberlink.com/products/coordinate-measuring-machines/fulcrum/

コンパクトで柔軟な設計と操作性

「Fulcrum CMM」は、卓上型ながら多方向からの測定が可能な3軸回転設計を採用し、限られたスペースでの使用に最適化されています。その軽量かつコンパクトなデザインにより、作業現場間の移動や異なる環境での設置が容易で、特に中小規模のプロジェクトや短納期の作業においてその可搬性が高く評価されています。また、Aberlink独自の測定ソフトウェアは直感的な操作が可能で、測定の効率を大幅に向上させ、経験の浅いユーザーでもスムーズに利用できます。

高精度とコストパフォーマンスの両立

Fulcrum CMMは、高品質なエンコーダーと剛性の高いフレームを備え、繰り返し測定においても高い精度を保証します。この精密工学による信頼性に加え、他社製品と比較して優れたコストパフォーマンスを実現している点が特徴です。さらに、専用の固定具やスタイラスキットを利用することで、様々な形状や材質のワークピースに対応できる柔軟性を提供します。これらの特性により、Fulcrum CMMは中小企業における品質管理や製造工程のフィードバックにおいて最適なソリューションとなっています。

エクストールCMM

ABERLINKの三次元測定機ModelMaker H120
引用元HP:ABERLINK
https://www.aberlink.com/products/coordinate-measuring-machines/extol/

革新的なデルタ機構と環境対応性能

Extol CMMは、世界初のデルタ機構を採用した三次元測定機であり、その設計により高い剛性と精度を実現しています。さらに、5つの温度センサーを搭載しており、機械内部および周囲の温度変化を常に監視することで、過酷な作業環境下でも安定した高精度測定を提供します。この環境対応性能は、製造現場での信頼性を高め、品質管理に大きく貢献します。

自動化への対応と柔軟な設置性

Aberlink独自の3Dソフトウェアにより、自動ツールオフセット補正機能が搭載されており、完全な自動化プロセスへの統合が容易です。さらに、コンパクトな設計で従来モデルよりも設置面積を削減しつつ、大きな測定ボリュームを提供するため、限られたスペースでも効率的に運用できます。これにより、製造セル内や工作機械の隣など、さまざまな環境での使用が可能です。

【種類別】三次元測定機
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ABERLINKは
どんなメーカー?

世界中で高い評価を受ける三次元測定機メーカー

ABERLINK社は、1993年にイギリスで設立され、三次元測定機(CMM)、ビジョンシステム、3D測定ソフトウェアの開発と製造を一貫して行うメーカーです。同社の製品は、航空宇宙、自動車、エネルギー、医療分野など、多岐にわたる業界で15,000を超えるユーザーに利用されており、40ヵ国以上で高い評価を受けています。その特徴は、高品質・高精度・堅牢性に加え、使いやすさと優れたコストパフォーマンスにあります。

革新的な技術力と多様なラインアップ

設計から製造、ソフトウェア開発までを自社で一貫して行うABERLINKは、ユーザーのニーズに応じた柔軟な製品ラインアップを提供しています。コンパクトな卓上型CMMから高度に自動化された測定システムまで、その多様性は業界内で際立っています。また、2024年には英国のKing's Award for Enterpriseを受賞し、革新性と技術力が国際的に認められる存在となっています。

ABERLINKは
どんな現場におすすめ?

ABERLINK社の三次元測定機は、航空宇宙、自動車、エネルギー、医療などの精密部品の製造現場で幅広く活用されています。例えば、Porvair Filtration Groupでは航空部品の効率的な測定、Oberon Performanceでは自動車部品の精度向上、Meridian Medicalでは医療機器の品質保証、Ardor Engineeringではエネルギー分野の精密測定に活用されています。

また、中小規模の製造業にも適しており、Fulcrum CMMのようなコンパクト設計の機種は、省スペースでの設置が可能なため、小規模な工場や研究所でも導入されています。このように、ABERLINKのCMMは多様な産業の品質管理と生産効率の向上に大きく貢献しています。

現場の課題・要望別!
三次元測定機の
おすすめ3選を
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ABERLINKの会社情報

社名ABERLINK
本社所在地Vatch Lane、Eastcombe、Gloucestershire、GL6 7DY、イギリス
電話番号+44 (0)1453 884461
公式HPのURLhttps://www.aberlink.com/
THREE SELECTIONS
違いで比較現場の要望別:
三次元測定機の
おすすめ3選

三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。

※「三次元測定機」とGoogle検索し、上位表示されるメーカーを15社選出しました。(2022年5月調査時点)
使いやすさ・汎用性
を求めるなら…
XM
(キーエンス)
XM(キーエンス)

引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)

XMの
ココが違う!
  • ノギス感覚で使える独自のハンディ型
  •      
  • 測定室以外(現場やオフィス)でも使える
  • 最大2mという幅広い測定範囲
測定精度・安定性
を求めるなら…
ZEISS XENOS
(東京精密)
ZEISS XENOS(東京精密)

引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)

ZEISS XENOSの
ココが違う!
  • 最大許容長さ測定誤差は0.3+L/1000㎛
  • 繰り返し精度は+-0.2㎛
  • 分解能(最小表示単位)は0.001㎛
実績・実例の豊富さ
を求めるなら…
CRYSTA-Apex
(ミツトヨ)
CRYSTA-Apex(ミツトヨ)

引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)

CRYSTA-Apexの
ココが違う!
  • 自動車、航空、製造と幅広い納入実績
  • 1934年創業のノウハウが結集
  •      
  • スマートファクトリーにも対応
【選出理由】
・ZEISS XENOSは最大許容長さ測定誤差、繰り返し精度、分解能がいずれも調査した中で最高数値だったため
・XMは測定室以外でも使用できるハンディ式の中で、調査した中で最も高精度で広範囲の測定範囲だったため
・CRYSTA-Apexは社名ありの導入実例(計12件)が調査した中で最も豊富だったため