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キーエンス WMシリーズ (ハンディ型)

大型ワークの三次元寸法が簡単に測定できると注目されている、キーエンスのWMシリーズ。特徴や仕様、活用事例、どんな現場におすすめなのかをご紹介します。

WMシリーズは
どんな三次元測定機?

キーエンスの三次元測定機WM-6000
引用元HP:キーエンス
https://www.keyence.co.jp/products/3d-measure/cmm/

大型ワークの測定に適したポータブル三次元測定機

最大25mサイズの大型ワークの測定を可能にしたレーザートラッカー型の三次元測定機。278.6mm×284.2mm×326.6mmという小さなボディーでありながら、幅25m、距離12.5m、左右±120°、上下±30°の広範囲測定が可能。専用ケースに入れて持ち運ぶことができるポータブル設計となっています。

手持ちのプローブの位置と姿勢を、本体のカメラが常に追跡するので、どこに人がいても瞬時に位置を認識します。このため、対象物を移動させることなく、大型サイズのワークも現場で1人でそのまま測定することができます。従来2~3人がかりで、コンベックスや長尺ノギスを用いて測定していたようなテーマに合った新しい発想の三次元測定機です。

さらに、レーザスキャンプローブを組み合わせることで非接触の三次元測定も可能です。大型の製品でも現場に置いたままスキャンして全体の形状を捉え、寸法の測定やCADデータとの比較をスムーズに行えます。黒色や光沢のある対象物に対しても、スプレーやマーカーといった前処理なしで正確なスキャンが可能。三次元測定機としての機能に加えて、ハンディ型3Dスキャナーとしても注目されています。

自由なアングルからも測定できる

門やアームなどの駆動部なく、ワイヤレスプローブによる自由なアングルから測定ができる点も魅力です。立体の複雑な形状の評価・測定もお任せ。組付け治具・検具の座標測定や製缶・溶接部品のひずみ測定、製造装置部品 組付け後の位置測定、機上での加工寸法測定などもストレスなく行なえます。

カメラユニットの内部には、環境診断機能を搭載。高い耐久性と剛性を備えているため、周囲の影響を受けずに安定した高精度の測定を実現しています。

セッティングは2本のケーブルをつなぐだけ

ハンドツールの測定や門型の三次元測定機のような、高い習熟度は必要ありません。2本のケーブルをつなぐだけの簡単セッティングで、手元のモニタで測定要素を選び、対象物にプローブを当て、ボタンを押すだけです。

プローブに搭載されたタッチパネルモニタは、画像やアイコン・動画を使った操作フローなど、視覚的にわかりやすいデザイン。図面に手書きするような感覚で、モニタにメモを残すこともできます。「測定範囲が限られる」「複数人での測定を強いられる」など従来の三次元測定機の問題を解消した、新しい三次元測定機です。

WMシリーズの
適用事例・活用シーン

加工精度測定と機上測定
(金属加工業界)

製品の奥まった部分も測定可能なので、製品全体の寸法や組み付け精度はもちろん、タービンブレードのような自由曲面の寸法も正確に測定することができます。また、これまでハンドツールで行なっていた機上測定も、1人で誤差がなく簡単に測定することが可能です。

鋼材の寸法精度と施工精度の
測定(土木建築業界)

数メートルクラスの大きなコンクリート製品の出来形はもちろん、セグメント継手のボルト間ピッチや止水シール溝の形状も測定できます。H形鋼のウェブ・フランジのキャンバーや、仕口から仕口の対角距離の測定も手軽に行なえます。

WMシリーズは
どんな現場におすすめ?

大型ワークの測定と言えば、複数人で行なうのが一般的でした。このWMシリーズは操作性に優れているため、測定に不慣れな方でも一人で誤差なく測定することが可能で、専用スーツケースに入れるだけと持ち運びも非常に簡単に行なえます。 従来の門型の三次元測定機やノギスやマイクロメーターでは測りにくい大型のワークを効率的に測定したい方、場所を選ばず柔軟に測定していきたい方におすすめの製品です

WMシリーズの主な仕様

最大許容長さ
測定誤差
指示誤差精度±(28 + 5L/1000) µm※
繰り返し精度±10 μm
最大測定長さ幅:25000mm 奥行:11000mm 高さ:12500mm
分解能最小表示単位(距離)0.001 mm(角度) 0.001°
耐環境性+10 ~ 35℃、20 ~ 80%RH(結露なきこと)
本体質量13kg
本体寸法幅:278.6mm 高さ:326.6mm 奥行き: 284.2mm

※カメラユニットの寸法
※ISO10360-2参考、800×400×500 mmの範囲内、使用周囲温度23℃±1℃のとき、Lは任意測定長さ(単位:mm)

WMシリーズのメーカー情報

  • 社名:株式会社キーエンス
  • 本社所在地:大阪府大阪市東淀川区東中島1-3-14
  • 電話番号:06-6379-1111(本社)
  • 公式HPのURL:https://www.keyence.co.jp
THREE SELECTIONS
違いで比較現場の要望別:
三次元測定機の
おすすめ3選

三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。

※「三次元測定機」とGoogle検索し、上位表示されるメーカーを15社選出しました。(2022年5月調査時点)
使いやすさ・汎用性
を求めるなら…
XM
(キーエンス)
XM(キーエンス)

引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)

XMの
ココが違う!
  • ノギス感覚で使える独自のハンディ型
  •      
  • 測定室以外(現場やオフィス)でも使える
  • 最大2mという幅広い測定範囲
測定精度・安定性
を求めるなら…
ZEISS XENOS
(東京精密)
ZEISS XENOS(東京精密)

引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)

ZEISS XENOSの
ココが違う!
  • 最大許容長さ測定誤差は0.3+L/1000㎛
  • 繰り返し精度は+-0.2㎛
  • 分解能(最小表示単位)は0.001㎛
実績・実例の豊富さ
を求めるなら…
CRYSTA-Apex
(ミツトヨ)
CRYSTA-Apex(ミツトヨ)

引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)

CRYSTA-Apexの
ココが違う!
  • 自動車、航空、製造と幅広い納入実績
  • 1934年創業のノウハウが結集
  •      
  • スマートファクトリーにも対応
【選出理由】
・ZEISS XENOSは最大許容長さ測定誤差、繰り返し精度、分解能がいずれも調査した中で最高数値だったため
・XMは測定室以外でも使用できるハンディ式の中で、調査した中で最も高精度で広範囲の測定範囲だったため
・CRYSTA-Apexは社名ありの導入実例(計12件)が調査した中で最も豊富だったため
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