三次元測定機の中にはスキャニング測定が可能なものもあります。ここではそもそもスキャニング測定とは何か、どのような製品事例があるのかなどを解説します。
スキャニング測定とは、さまざまな製品の輪郭や形状をデータとして取得するための測定のことです。データ取得が高速で、複雑なパーツ類にも対応可能です。
接触または非接触で実物の測定ができます。高精度で測定できるのが特徴であり、広い範囲であっても短時間で測定可能です。
基本的な仕組みは、対象物に照射されたレーザーなどの光をセンサーが検出することにより、表面形状をデジタルデータ化するものです。接触式の場合はセンサーで接触することで同様に測定します。
まずタッチプローブとは接触式のセンサーであり、原点出しや寸法の自動測定といった目的で使用されています。高精度でワークの寸法を計測できるほか、手作業によるワークの位置決めの必要がなく、作業効率の向上が期待できるものです。
タッチプローブの場合、本体から出ている「スタイラス」と呼ばれる棒部分を対象物に接触させ、計測します。
ですが、ワークによってはこの時の測定圧で変形してしまうことがあり、それが測定誤差につながってしまうことも珍しくありません。
一方、非接触のスキャニング測定であれば測定圧がかからないといった違いがあります。
また、タッチプローブの場合はポイント測定によって点データのみを取得するのに対し、スキャニング測定の場合は面データの取得が可能です。そのため、より詳細に形状を測定したいと考えている場合はスキャニング測定が向いているでしょう。
構造やガイド機構を見直すことにより、高剛性化につなげました。これにより、高速・高精度という特徴を持ちました。
また、デジタルサーボ方式を採用していることもあり、位置や速度、電流といった制御ループに関してはデジタル信号での処理が可能です。
参照元:Mitutoyo
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/high-accuracy/355-709-10/)
25mmと、非常に小さいのが特徴の汎用スキャニングプローブシステムです。2個のセンサーが搭載されており、スキャニングモジュール5種類、各種TP20モジュールを使用できます。
参照元:RENISHAW
(https://www.renishaw.com/jp/sp25m--6688)
多彩な測定センサーを搭載していることもあり、1台で接触式・非接触式を問わずに対応できます。
高速でスキャニング測定する際の精度を高めるための機能を搭載しているのも特徴です。使いやすい設計にもこだわっています。
参照元:東京精密
(https://www.accretech.com/jp/product/measuring/system/cmm/zeisscontura.html)
できるだけ高精度で、素早く形状を測定したいものがある場合は、スキャニング測定機能が搭載された三次元測定機の活用がおすすめです。非接触タイプのものであればタッチプローブによる測定が難しいものでも対応できます。自社に適した三次元測定機を導入しましょう。
三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。
引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)
引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)
引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)