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ミツテック

ミツテック株式会社は、FA領域のエンジニアリング技術を活かし、三次元測定機などの開発・製造に取り組んでいます。高度なメカトロ技術と画像処理技術を融合し、多面的な測定と高精度な検査を可能にする点で注目を集める企業です。独自コンセプトの「Motion&Vision」を軸に、複雑形状ワークの計測や高速ラインでの検査にも柔軟に対応し、ものづくり現場の効率化と品質向上に貢献しています。

ミツテックの
主な三次元測定機

ここでは、ミツテックが取り扱っている主な三次元測定機を紹介します。

非接触3次元形状測定機 DMS-800

ミツテックの非接触3次元形状測定機 DMS-800
引用元HP:ミツテック
https://www.mitsu-tec.com/visualinspection.html

あらゆる角度から高速・高精度に測定

5軸×ダブルレーザを採用したDMS-800は、ワークを多角的に捉えながら短時間で高精度な三次元データを取得できる測定機です。複雑な凹凸形状でもレーザ光の当て方を最適化し、微細な箇所まで的確に捕捉するのが特長です。

多面撮像を効率よく切り替えるため、形状把握に要する時間を大幅に短縮し、量産ラインへの組み込みを想定した高速化を実現しています。

また、ワークサイズを問わず安定した精度を発揮するため、金属部品から樹脂部品まで、多彩な材質の計測にも活用しやすい点が魅力です。

工場内での運用を後押しする堅牢設計

DMS-800は、生産現場に適合する堅牢設計を念頭に開発されているため、温度や振動など、工場特有の環境変動に対しても安定した性能を維持します。ステージの高剛性構造や防塵対策の施されたカバー類など、細部まで配慮された設計が特徴です。

ワークのセットから検査完了までの操作プロセスは簡略化されており、作業者の熟練度を問わず測定結果を安定して得られます。さらに、検査データは自動集積・解析が可能で、トレーサビリティ確保や品質改善にも貢献できる点が評価されています。

卓上型 3次元形状計測装置 3D-Eyeスキャナー

ミツテックの卓上型 3次元形状計測装置 3D-Eyeスキャナー
引用元HP:ミツテック
https://www.mitsu-tec.com/visualinspection.html

小型ながら本格的な3D計測を実現

3D-Eyeスキャナーは卓上サイズでありながら、本格的な三次元計測を行えるのが特長です。ワークステージを標準装備し、測定対象をしっかり固定しつつ、多方向からのスキャンを実施できます。コンパクトで持ち運びやすいため、品質管理室や研究開発施設など、限られたスペースでも使いやすい点が強みです。

高精度カメラと高度な画像処理ソフトを組み合わせることで、微細な傷や段差までデジタル化し、製品の欠陥検出や寸法管理に役立ちます。

柔軟なカスタム対応で多彩な用途に対応

3D-Eyeスキャナーは、ステージのカスタマイズや追加測定ツールの導入など、ユーザー独自のニーズに応じて仕様を調整できる設計になっています。プラスチック、ゴム、金属など、材質ごとに異なる表面特性に合わせた最適な光学設定を選択可能です。

形状計測の結果は3Dモデルとして出力され、CADデータとの比較や製品改良の検討材料として即座に利用できます。研究開発、品質検査、試作評価など、幅広いシーンで専門家の期待に応える性能を備えています。

【種類別】三次元測定機
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ミツテックは
どんなメーカー?

画像処理とメカトロを高次元で融合

ミツテック株式会社は、外観検査をはじめとする画像処理技術と、生産ライン構築を得意とするメカトロ技術を融合することで、独自のソリューションを提案しているメーカーです。

単にカメラや照明を組み合わせるだけでなく、ワークの動かし方や検査タクトにも着目し、装置全体を総合的に設計する点が同社の強みといえます。こうした高次元の融合により、複雑形状のワークでも欠陥を正確に捉え、高速ラインにも対応した装置構築を実現しています。

研究開発体制と充実した設備

もう一つの特徴は、研究開発を支える充実した設備と体制にあります。自社工場には三次元測定機やレーザー顕微鏡など高度な計測装置を取りそろえ、試作品や導入前の検証を念入りに行える環境を整えています。これにより装置の不具合原因を論理的に突き詰め、一つひとつの部品レベルで最適化を図ることが可能です。

さらに、エンジニアの技術研鑽を支援する社内教育も活発で、ソフトウェア技術やAIにも柔軟に対応できる人材がそろっています。失敗を恐れず実証を重ねる姿勢が、新たな製品開発や既存装置の改良につながり、独自性と信頼性を生む源となっています。

ミツテックは
どんな現場におすすめ?

ミツテック株式会社は、多種多様な工場現場での三次元測定や外観検査に対応できるのが強みです。たとえば自動車部品のように複雑な形状をもつ大量生産品の高速検査はもちろん、精密機器部品や小ロット生産向けの柔軟なライン構築も得意としています。

さらに、研究開発用途での高精度計測や品質管理部門のトレーサビリティ確保など、多岐にわたるニーズに応えられる製品群を展開しているため、幅広い業界のものづくり現場におすすめできるメーカーです。

現場の課題・要望別!
三次元測定機の
おすすめ3選を
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ミツテックの会社情報

社名ミツテック
本社所在地兵庫県淡路市中村134-1
電話番号0799-85-2340
公式HPのURLhttps://www.mitsu-tec.com/
THREE SELECTIONS
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三次元測定機の
おすすめ3選

三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。

※「三次元測定機」とGoogle検索し、上位表示されるメーカーを15社選出しました。(2022年5月調査時点)
使いやすさ・汎用性
を求めるなら…
XM
(キーエンス)
XM(キーエンス)

引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)

XMの
ココが違う!
  • ノギス感覚で使える独自のハンディ型
  •      
  • 測定室以外(現場やオフィス)でも使える
  • 最大2mという幅広い測定範囲
測定精度・安定性
を求めるなら…
ZEISS XENOS
(東京精密)
ZEISS XENOS(東京精密)

引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)

ZEISS XENOSの
ココが違う!
  • 最大許容長さ測定誤差は0.3+L/1000㎛
  • 繰り返し精度は+-0.2㎛
  • 分解能(最小表示単位)は0.001㎛
実績・実例の豊富さ
を求めるなら…
CRYSTA-Apex
(ミツトヨ)
CRYSTA-Apex(ミツトヨ)

引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)

CRYSTA-Apexの
ココが違う!
  • 自動車、航空、製造と幅広い納入実績
  • 1934年創業のノウハウが結集
  •      
  • スマートファクトリーにも対応
【選出理由】
・ZEISS XENOSは最大許容長さ測定誤差、繰り返し精度、分解能がいずれも調査した中で最高数値だったため
・XMは測定室以外でも使用できるハンディ式の中で、調査した中で最も高精度で広範囲の測定範囲だったため
・CRYSTA-Apexは社名ありの導入実例(計12件)が調査した中で最も豊富だったため