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ザイザックス AXCEL

高度化し続けるニーズにハイレベルに応えてくれる三次元測定機・ザイザックス AXCEL。特徴や仕様、適用事例、どんな現場におすすめなのかをご紹介します。

ザイザックス AXCELは
どんな三次元測定機?

xyzax AXCEL
引用元HP:東京精密
https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/xyzaxaxcel.html

高速かつ高精度を実現

高精度、高速、高耐環境性と多彩なプローブシステムを兼ね備えた三次元座標測定機です。最大許容長さ測定誤差はE0, MPE:1.8 + 3L/1000 μm(温度条件:18℃ ~ 22℃)。新開発の高剛性ブリッジと、Y軸ガイドを上下左右4方向からエアパッドで支持する新構造により、高精度を実現しています。

また、駆動速度は最大700mm/sec、加速度は最大2300mm/sec2。高速ながらも安定した駆動によって、効率的な測定が可能です。

特殊構造で熱の侵入を防ぐ

精度保証温度は15℃~30℃と、格段に向上した耐環境性にも注目。定盤前後から出入りする熱を低減してくれる「特殊断熱部材」、外気の流入を抑える「Y軸シャッター構造」、モータ等から発生する熱が流れ込むことを防ぐ「Y軸溝構造」などを定盤に採用し、温度変化による影響を抑制しています。

広い精度保証温度範囲により、測定室の温度管理に掛かるコストなども抑制することが可能。床からの振動伝達を低減したい場合は、オプションでエア除振台を搭載することもできます。

ニーズに合わせて
プローブを付け替え可能

標準搭載の自動首振りプローブヘッドRDSは、水平、垂直のどちらの方向にも、5.0°ピッチで±180°回転するため、最大5,184通りの位置決めが可能です。きめ細かなアプローチにより、複雑な形状のワークも高精度に測定することができます。

また、用途に応じてさまざまなプローブの装着が可能。標準付属のスキャニングプローブ VAST XXTを組み合わせれば、色んな角度から高精度の首振りスキャニング測定を行うことができますし、非接触式ラインレーザセンサ LineScan2を搭載することで、面計測をスピーディーに行うことも可能です。

ザイザックス AXCELの
適用事例・活用シーン

さまざまな業界にも対応が可能

部品の精密化に伴う高精度測定や、検査にかかる測定時間の短縮、スループットの改善、複雑形状部品の測定など、高度化し続けているさまざまな測定ニーズに応えることが可能です。

ザイザックス AXCELは
どんな現場におすすめ?

高精度化、高速化、温度保証など、高度化し続ける製造ニーズにハイレベルに応えてくれる三次元測定機です。門型の安定した構造ながら、水平、垂直のどちらの方向にも回転するヘッドで自由な位置決めが行えます。

また、用途に応じて「タッチトリガープローブ」「スキャニングプローブ」「非接触プローブ」などさまざまプローブを装着することで、多様なアプリケーションに対応することが可能です。温度変化を気にせずさまざまなワークを高精度に測定したい方、効率的に測定を行いたい方は、ぜひチェックしてみて下さい。

現場の課題・要望別!
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ザイザックス AXCELの
主な仕様

最大許容長さ
測定誤差
E0, MPE:1.8 + 3L/1000μm
繰り返し精度1.3μ
測定範囲X:655~1000mm Y:500~1500mm 
Z:480~800mm
分解能最小表示単位:0.01mm
耐環境性温度:18~22℃ 湿度:公式HPに記載なし
本体質量1610~4600kg
本体寸法幅:1462~1930mm 高さ:1450~2550mm 
奥行き:2339~3015mm

ザイザックス AXCELの
メーカー情報

  • 社名:株式会社 東京精密
  • 本社所在地:東京都八王子市石川町2968-2
  • 電話番号:042-642-1701
  • 公式HPのURL:https://www.accretech.jp/index.html
THREE SELECTIONS
違いで比較現場の要望別:
三次元測定機の
おすすめ3選

三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。

※「三次元測定機」とGoogle検索し、上位表示されるメーカーを15社選出しました。(2022年5月調査時点)
使いやすさ・汎用性
を求めるなら…
XM
(キーエンス)
XM(キーエンス)

引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)

XMの
ココが違う!
  • ノギス感覚で使える独自のハンディ型
  •      
  • 測定室以外(現場やオフィス)でも使える
  • 最大2mという幅広い測定範囲
測定精度・安定性
を求めるなら…
ZEISS XENOS
(東京精密)
ZEISS XENOS(東京精密)

引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)

ZEISS XENOSの
ココが違う!
  • 最大許容長さ測定誤差は0.3+L/1000㎛
  • 繰り返し精度は+-0.2㎛
  • 分解能(最小表示単位)は0.001㎛
実績・実例の豊富さ
を求めるなら…
CRYSTA-Apex
(ミツトヨ)
CRYSTA-Apex(ミツトヨ)

引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)

CRYSTA-Apexの
ココが違う!
  • 自動車、航空、製造と幅広い納入実績
  • 1934年創業のノウハウが結集
  •      
  • スマートファクトリーにも対応
【選出理由】
・ZEISS XENOSは最大許容長さ測定誤差、繰り返し精度、分解能がいずれも調査した中で最高数値だったため
・XMは測定室以外でも使用できるハンディ式の中で、調査した中で最も高精度で広範囲の測定範囲だったため
・CRYSTA-Apexは社名ありの導入実例(計12件)が調査した中で最も豊富だったため