5軸制御型の三次元測定機は、一般的な三次元測定機とは測定方法が異なります。ここでは5軸制御型の三次元測定機の特徴と事例を紹介します。
5軸が測定可能な三次元測定機は、5軸制御型の三次元測定機と呼ばれます。先進的なヘッドやセンサー、制御技術を使用しており、超高速時に発生する恐れのある三次元測定機の誤差を抑えられるのが特徴です。今までは、三次元測定機の加速時に慣性によるゆがみが発生し、測定誤差が現れていました。さまざまなシステムメーカーが誤差をなくすための技術を開発してきたものの、どうしても速度限界が存在していたのです。そのため、速度限界を超えた場合、確かな測定は難しいのが現状でした。
5軸制御型の三次元測定機であれば、測定の際に首振りヘッドの回転軸の2軸を使用し、速度と精度の両方を追求できるようになったのです。検査処理速度も高まることでリードタイムの短縮にもつながるでしょう。また、品質チェックもより総合的な判断が行えます。さらに、より複雑で計測が難しい形状の測定も、5軸制御型の三次元測定機であれば可能です。
5軸制御型三次元測定機の事例を紹介します。
REVO5軸測定システムは、マルチセンサーの5軸測定システムです。三次元測定機の動的誤差を軽減、超高速測定にも対応しています。高速性・正確性・敏捷性を兼ね備え、15%から50%のサイクルタイムの短縮にもつながるでしょう。
参照元:RENISHAW
(https://www.renishaw.jp/jp/revo-5-axis-measurement-system--10438/)
測定する対象物をクランプしてボタンを押すだけの簡単操作が特徴の三次元測定機です。複雑な形状の測定も行えるように、5軸の同時操作が可能。接触式測定機よりも測定時間が大幅に短縮できます。
参照元:CKBCorppration
(https://www.ckb.co.jp/product/1228/)
CRYSTA-Apex EX1200Rシリーズは、5軸スキャンニングプローブを搭載した三次元測定機です。5軸動作で角度変更にかかる時間も短縮。さらに5軸制御超高速スキャニングが可能なので、スピーディーに測定(最大500㎜/s)が行えます。
参照元:Mitutoyo
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-481v/)
5軸制御のタッチトリガープローブPH20を採用した三次元測定機です。効率よく高い精度で測定が可能。角度への位置決めが可能で、複雑な形状のワークも容易に測定できます。
参照元:研削・切削コストダウンセンター.com
(https://machining-costdown-center.com/facility/5軸制御cnc三次元測定機%E3%80%80crysta-apex-ex574)
5軸制御型の三次元測定機は、従来の三次元測定機よりも性能が高く、より複雑なワークの計測もスピーディーに行えるのが特徴です。さまざまなメーカーから5軸制御型の三次元測定機が開発・販売されているため、より使い勝手の良い三次元測定機を見つけましょう。
三次元測定機メーカー15社(※)の門型・アーム型・卓上型・ハンディ型と様々な製品を調査し、導入企業の声が公式HPで掲載されている信頼できる三次元測定機をピックアップ。 そのなかで「測定精度・安定性に優れている機器」「使いやすさ・汎用性に優れている機器」「実績・実例が豊富な機器」という3つに分けて、それぞれの三次元測定機が他と何が違うのかを詳しく解説します。
引用元:キーエンス
(https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure-sys/xm/007/2111_01.jsp)
引用元:東京精密
(https://www.accretech.jp/product/measuring/cmm/zeiss_xenos.html)
引用元:ミツトヨ
(https://www.mitutoyo.co.jp/products/measuring-machines/cmm/standard/191-812h/)